1978-03-17 第84回国会 衆議院 本会議 第14号
林業基本法制定から十四年、政府のGNP至上主義の高度経済成長政策のもとでの安い木材と安い労働力の駆り出し政策、引き続く外材依存、国内森林・林業の切り捨て等の政策によって、民有林の経営意欲は喪失し、四百万ヘクタールに及ぶ未利用里山薪炭林の放置、また国有林の荒廃はその公益的機能発揮を弱体化させ、山村は過疎化の波に洗われて林業労働力は極端に不足し、経営基盤そのものが失われようとするなど、深刻な危機に直面しています
林業基本法制定から十四年、政府のGNP至上主義の高度経済成長政策のもとでの安い木材と安い労働力の駆り出し政策、引き続く外材依存、国内森林・林業の切り捨て等の政策によって、民有林の経営意欲は喪失し、四百万ヘクタールに及ぶ未利用里山薪炭林の放置、また国有林の荒廃はその公益的機能発揮を弱体化させ、山村は過疎化の波に洗われて林業労働力は極端に不足し、経営基盤そのものが失われようとするなど、深刻な危機に直面しています
○角屋委員 林政審議会に対する討議資料というふうなことでいろいろな資料を出しておるわけですが、私はきょうは林政審議会の議論の経過や中身についてお聞きしょうとは思いませんが、ただ、先ほど私が触れました昭和三十九年六月の林業基本法制定当時の附帯決議の中でも、たとえば林政審議会についてはその六項目のところで、「林政審議会の委員に、林業経営者、林業労働者等広く各界より権威者の参加を求め、法の適正、円滑な運用
以上が示すごとく、林業生産をめぐる情勢は、六年前の林業基本法制定当時に比べて、はるかに事態は悪化してまいりました。これらはすべて林業基本法をないがしろにし、それに基づく諸施策、特に関連立法の整理を怠った結果にほかなりません。わが国林業が直面している諸課題、諸問題と今後どのように取り組んでいかれようとしておるのか。
五年前の林業基本法制定当時より事態は一そう悪化してきました。林業基本法林政は全く効果がなかっただけでなく、日本の林業をますます憂慮すべき深刻な事態に追い込んだのではないでしょうか。基本法林政は根本的に再検討すべき段階にきたと思いますが、総理の御所見を伺います。 最近の林業問題解決のためには、まず、山林所有と資本と労働の均衡のとれた産業として林業を確立すべきであります。
そういう経緯を振り返ってみて、今日林業基本法制定以来三年目になりますけれども、一体、林業政策はどこへいったかというふうな感じがつくづくするわけであります。
○田中(重)政府委員 林業基本法制定の趣旨について御意見があったわけでございますが、林業基本法は、お話の中にありますように、林業を産業政策の立場で見ていくということにその基盤があると思います。それで、森林が国土保全等の公共的機能を持っているから、これを公物として管理していく。
なお、今回の森林被害は、林業基本法制定後、初の災害でありますが、政府といたしましても、この際、従来の例にとらわれることなく、林業基本法第十一条二項の宣言規定により、あとう限りの救済手段を講ずべきことを特に要望いたしまして報告を終わります。(拍手)
ですから、厳密にいえば、これは公道と林道との範囲というものをどこで画するかということにもなってくるわけでございますが、とにかく昨年の林業基本法制定の経緯にもかんがみて、林道の持つ使命というものは、社会公益性というものが拡大されるということについては、われわれとしても異論のない点であります。
森林開発公団法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 政府は、林業基本法制定の主旨に即し、すみやかに関連法の整備をはかる必要があるが、とくに、林業生産の基盤として極めて重要な施設である林道網の整備拡充に関する法制上、財政上必要な措置を講ずるとともに、本法施行にあたり左記事項を検討し、その実現を期すべきである。
○説明員(森田進君) 先生のお話、私どもも十分了承できるわけでございますが、林道の性格を法的に基礎づける問題につきましては、なお解明を要する問題がたくさんございますので、林業基本法制定の趣旨にも沿いまして、基本的な問題もさることながら、この林道の開設を促進いたすという問題について、法制をあわせて検討を進めております。
これは私は、いま申したように、林業基本法制定に伴う画期的な関連法案の提出を御研究を願って、出していただくことを御要望いたしたいと思う。 それからもう一つは、今度のこの基本法を急拠通すに至った背景であります。私どもは、林業基本問題調査会の答申案が出ましてすでに五、六年たって、農業、水産業と、一番おくれてこの林業基本法というのが出てきたわけでございます。
このたびようやく林業基本法制定の気運が熟しまして、政府案及び社会、民社両党の提出法案が上程審議される運びになりましたことを、心から喜んでおる次第でございます。
○足鹿委員 もう他の同僚委員からの御質疑で尽きた面は省略をいたしますので、特定の人を名ざしましてたいへん恐縮でございますが、長い間末端の森林組合経営に御苦労になってまいられました長野県の古川さんに最初お尋ねいたしますと同時に、全森連の喜多さんにもお伺いいたしたいのでありますが、今度の林業基本法制定を期に、ものから人へという一つの流れが出てきておることは、これは各党案に出ておりまして、その意味におきましてはまことに
しかるに、従来の林業行政というものは、生産偏重と申しますか、これら林産行政に対する考慮が薄かった点は、木材業界の伸展をも阻害いたしてまいったのでありまして、これが林業基本法制定にあたりまして当然是正さるべき問題であろうと思います。
林業基本法制定の暁は、すみやかに本基本法の精神にのっとって、入り会い林野にかかわる権利関係の近代化の助長に関する法的措置が必要であると考えるのでありますが、政府に法案提出の用意がございますか。