1948-01-24 第2回国会 参議院 本会議 第6号
この問題は平野、林両氏の追放に絡んで、國民にかなり暗い印象を與えているように考えられるのであります。(拍手)私は常に、政治は高い倫理の上に立ち、極めて謙虚なる心持と、明朗豁達にして愛と涙を岩清水のごとく滲み出させるようなものでなければならんということを念願いたしておるものであります。
この問題は平野、林両氏の追放に絡んで、國民にかなり暗い印象を與えているように考えられるのであります。(拍手)私は常に、政治は高い倫理の上に立ち、極めて謙虚なる心持と、明朗豁達にして愛と涙を岩清水のごとく滲み出させるようなものでなければならんということを念願いたしておるものであります。
かかる際において、平野、林両氏の審査がことさらに急がれておるということは、たとい中央公職適否審査委員会が独自の見解で行うといたしましても、本委員会が総理の指揮監督下にありまする以上、追放令にかかわるところの世の風評はまことにゆえなきにあらずと断ぜられても、弁解の余地はないと存ずるのであります。