1953-09-11 第16回国会 衆議院 水害地緊急対策特別委員会 第31号
それでも再起しなくちやならぬというので、すぎの板屋根でその流れた跡に掘立小屋を建ててがんばつている人たちふ、電燈をつけてくれと言うても応じない。むしろ流れなかつた家の電燈を先につける。しかも、その電燈のつけ方が、三月分を先払いして、あるところのごときは、電燈料ばかりではない、とりつけの料金に対してきわめて冷淡な処置をとつているということが数箇所に及んでおります。
それでも再起しなくちやならぬというので、すぎの板屋根でその流れた跡に掘立小屋を建ててがんばつている人たちふ、電燈をつけてくれと言うても応じない。むしろ流れなかつた家の電燈を先につける。しかも、その電燈のつけ方が、三月分を先払いして、あるところのごときは、電燈料ばかりではない、とりつけの料金に対してきわめて冷淡な処置をとつているということが数箇所に及んでおります。
それから第二十二條の屋根でございますが、これは板屋根、草ぶき屋根等はいなかではよろしいのでありますが、ここで特に指定した市街地とありまして、そこでは多少金がかかつても草屋根、板ぶきは困ると思います。
それから二十二條の屋根等につきましても、不燃材料でなければならないということになりますれば、板屋根あるいは草屋根等は使えない。こういうふうにずつと見て参りますれば、どうしても建築費の増加ということは、もう必然だと思うのです。
竹材は国内特有の資源で無盡藏であり、木材の不足を補う等の長所があり、建築資材として重要性を加えておる、陳情者の島根縣における工場におきましては、すでに竹材による天井板、壁板、屋根瓦等を製造しておるが、官廰の面では今日竹材工業の金融は丙の部となつておつて融資が認められないから、本工業の重要性を考慮せられて、融資を十分に認められたい。こういう趣旨であります。
竹材は國内特有の資源であつて無盡藏であり、木材の不足を補う等の長所があつて建築資材として重要を加えておりますが、すでに陳情者の工場において、竹材による天井板、壁板、屋根瓦、竹骨コンクリート板等を製造しておるが、官廳の机上主義によつて竹材工業は金融面で丙の部となつておるので融資が認められぬ状態であるので、竹工業の重要性を考慮の上、融資を認められたいという趣旨であります。