1981-01-29 第94回国会 参議院 議院運営委員会 第3号
ロッキード、ダグラス、グラマン等の輸入に関する疑惑、特にP3Cに関する疑惑を主として追及した参議院航特委としては、ロッキード公判における松尾証言や海部公判におけるE2Cの売り込みに絡む岸、松野両氏らの果たした役割りなど、何一つ納得のゆく解明を見ていないのであります。
ロッキード、ダグラス、グラマン等の輸入に関する疑惑、特にP3Cに関する疑惑を主として追及した参議院航特委としては、ロッキード公判における松尾証言や海部公判におけるE2Cの売り込みに絡む岸、松野両氏らの果たした役割りなど、何一つ納得のゆく解明を見ていないのであります。
しかし、なぜ福田、松野両氏の名をかたるというようなことがここで中村氏の側からされなければならなかったのか、この辺の事情は全くわからない。本件は冒陳によれば、中村氏が日商側の委嘱を受けて通産省への工作をやった、その謝礼として中村氏がみずから取得する目的で要求のあった金員。なぜ福田さんとか松野さんという人の名前をかたらなければならなかったのかが理解のできるような形になっておらない。
国会において岸、松野両氏の証人喚問を行い、事件の真相解明と関係政治家の政治的道義的責任を明らかにすることは、国会に課せられたいまやまさに国民的総意となっております。
首相は、自民党の総裁として、少なくとも今日この岸、松野両氏についての証人喚問、これは応ずる必要があるんだというように思いますが、どういう態度をおとりになっておられますか、総理・総裁の見解を聞きたいと思います。
その政権担当の熱意と主観的な用意は、それは実に驚嘆に値しますが、一昨日古井、松野両氏によるわが党代表質問に対する答弁は、いさざか精彩を欠くというよりは、むしろ支離滅裂であって、社会党の政権担当能力に多大の不安を与えましたことは、社会党支持者のみならず、私もまた心から残念に思う次第であります。