1951-09-17 第11回国会 参議院 電力問題に関する特別委員会 閉会後第3号
そうして株式会社で自由闊達に動いていいんだということになつておりながら、これは公然の、誰でも知つておるように実際には松永電力株式会社といわれているほど、実際にこの公益事業委員会で一々指図されているということは、事実もう最近におきましては、新らしい電源の開発をするについても、その請負がいいの、惡いの、今度はあれに変えようというようなことまで指図をされていると聞いている。
そうして株式会社で自由闊達に動いていいんだということになつておりながら、これは公然の、誰でも知つておるように実際には松永電力株式会社といわれているほど、実際にこの公益事業委員会で一々指図されているということは、事実もう最近におきましては、新らしい電源の開発をするについても、その請負がいいの、惡いの、今度はあれに変えようというようなことまで指図をされていると聞いている。
新しい電力会社は、これは松永電力株式会社である、こういうような声さえもあるのでありますが、そういうような強い表現はともかくとして、あなたはあの人事を突如としてあなたに出し拔けに発表せられて、これをごらんになつて、非常に不愉快な念をお持ちのようでありますが、大体において私が今申し上げたような感覚にあなたはお受取りになられましたかどうか、伺いたいと思います。
これは何と弁解せられましようとも、その結果においては明らかに松永人事であり、松永電力株式会社であると言われてもしかたがないようなことをやつている。こういつた人事関係一つ見ましても、今後公益事業委員会が公正な運営をやつて行くということは考えられないと思うのであります。ましてや公益事業委員会の委員諸君は労働組合の問題、これはまつたく御存じないものと、私どもは判断せざるを得ないのであります。