1951-03-27 第10回国会 参議院 本会議 第31号
なかんずく反省せらるべきは、松永電力再編成審議会の結論といたしまして、いわゆる松永私案がそのまま第七国会に提出せられまするや、甲論乙駁容易に結論を得ないで流産と相成つたことであります。このことは、公益事業といたしまして、将来の電気事業のあり方について国会が愼重に審議をいたすべきことを国民が卒直に表明せられたことにほかならないのであります。
なかんずく反省せらるべきは、松永電力再編成審議会の結論といたしまして、いわゆる松永私案がそのまま第七国会に提出せられまするや、甲論乙駁容易に結論を得ないで流産と相成つたことであります。このことは、公益事業といたしまして、将来の電気事業のあり方について国会が愼重に審議をいたすべきことを国民が卒直に表明せられたことにほかならないのであります。
○江田三郎君 先程の二月の十五日に閣議決定でなくしてやつた、これは松永私案を骨子とした案をお決めになつた、で、向うへ折衝されたわけですが、二月の十一日に経済科学局長から稻垣大臣宛に来た覚書では、審議会の答申案が賛成できないと同時に、松永氏の個人的な勧告案も期待されていた成果を挙げることができなかつた、二つとも駄目だというようになつておつたように思うのですが、それが審議会の答申案が駄目だということになつて
それの附属に、私の先程から松永私案とたびたび申上げた「私」の字を付けておるわけでありますが、松永私案なるものが附属書類、参考として出て来たのであります。それをそのまま先方へ連絡したということであります。
それが外にもいろいろな問題がありましようが、属地主義を採つておつたものが、審議会の答申案も、それから松永氏の私案のほうもいずれも属地主義という形とは違つておるのですが、それが二月の十一日のマーケツト局長から稻垣前大臣に宛てた覚書には、審議会の答申案も賛成できないが、松永私案というものも期待を裏切つておるというようにとれるわけです。
そこで昨年の末から審議会に提出されておりまして、今年の一月の九日に松永さんから発表されましたいわゆる松永私案につきまして、これは発電所の帰属が九つのブロツクの現在の配電会社に対して、どういう発電所に帰属するかということがはつきり指示してあつたわけでございますが、その資料につきまして検討を行なつたわけでございます。