1958-06-20 第29回国会 衆議院 文教委員会 第2号
けさほどから大臣の所信表明を伺っておるのでありますが、大臣は大体松永文教行政の跡を受け継いでいくのだと言っておられまするし、私どもの質問に対しても趣旨は全く同感だと、きわめて抽象的でのらりくらりとした御答弁なんです。特に今の小牧君の質問にありました施設費の国庫負担につきましては、この前の国会におきましても、この委員会としては附帯決議をつけたはずであります。
けさほどから大臣の所信表明を伺っておるのでありますが、大臣は大体松永文教行政の跡を受け継いでいくのだと言っておられまするし、私どもの質問に対しても趣旨は全く同感だと、きわめて抽象的でのらりくらりとした御答弁なんです。特に今の小牧君の質問にありました施設費の国庫負担につきましては、この前の国会におきましても、この委員会としては附帯決議をつけたはずであります。
そこでただいまお述べになりました四つの重点施策でございますが、これは大臣が先般就任早々、私が、松永文教行政の最も重点とするところ何であるかということをお尋ね申し上げました際にも、とりあえずまず義務教育の水準の向上をはかりたい、こういうことをおっしゃっておったわけであります。それが今回の三十三年度予算にどういうふうに反映してきたか。
○櫻井委員 私は休会中の委員会で文部大臣に、一体松永文教行政の最重点は何であるかということを質問いたしました。大臣はそれの問いに答えて、義務教育の水準の向上が第一である。次に科学技術の振興であるということを申されたわけであります。なおまた去る二十六国会においても衆議院、参議院おのおのこのような趣旨の決議が行われていることは大臣も十分御承知のことであると思います。
あなたは七月十日に文部大臣になられて、この委員会には一度あいさつに見えたきり、その後いろいろ新聞等においては松永文教行政の構想等を発表しておられるようでありますが、当委員会において公式に発言なさったのは今日が初めてであります。従いまして私どもは、あなたの文教行政の大筋というものを公式にきょう聞いたということになるわけであります。大臣のおっしゃっておることは一々ごもっともでございます。