1950-03-24 第7回国会 参議院 決算委員会 第3号
(二) 検査番号第四九号(内閣所管)は、内務省で終戰直後全国農業会に売り拂つた放出物件たる松根原油につき、その処分代金は原則とて、処分当時の公定価格を基準とすべきであるのに、特に低い価格で売り拂つたのは措置当を得ないとの指摘を受けているものであるが、当局は本件物件は同一物件である連合国軍から返還を受けた松根油につき各方面と協議の上決済したものの価格を基準としたものであつて、その措置は一応当を得たものであると
(二) 検査番号第四九号(内閣所管)は、内務省で終戰直後全国農業会に売り拂つた放出物件たる松根原油につき、その処分代金は原則とて、処分当時の公定価格を基準とすべきであるのに、特に低い価格で売り拂つたのは措置当を得ないとの指摘を受けているものであるが、当局は本件物件は同一物件である連合国軍から返還を受けた松根油につき各方面と協議の上決済したものの価格を基準としたものであつて、その措置は一応当を得たものであると
四九を見て参りますると、全国農業会に売り拂つた放出物件の松根原油でございますが、これは一リットル当り百九十円として評価して、その百九十円のうちから引取経費百四十九円五十九銭を差引いて、たつた四十円四十一銭の代金で拂い下げている。これは会計検査院が指摘しているところであります。
○小林説明員 この松根原油というのは、当時飛行機の油のために、松の根をとつたのでありまして、その油のあるところが非常に山奥であるというような関係で、われわれとしましては、引取経費そのものは、これは官が見てもいいだろうという見解であります。この引取経費の中には、そういう運搬費と、それから、これは山奥で松の根からとつた品物てありますので、これを精製する必要がある。