1982-03-17 第96回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
それに向かって、いろいろと質疑の過程で、林野当局は相当自信を持ってその目標達成は可能であるというようなことを言ったのを私も記憶を新たにしたわけでありますが、残念ながら現実は非常に厳しいわけでありまして、その松枯れはとどまるところを知らずして、五十五年度で全国の松林面積二百五十五万ヘクタールあると言われているその約四分の一、約六十七万ヘクタールになるわけでありますが、さらにまた枯損木は二百十万立米、約一千万本
それに向かって、いろいろと質疑の過程で、林野当局は相当自信を持ってその目標達成は可能であるというようなことを言ったのを私も記憶を新たにしたわけでありますが、残念ながら現実は非常に厳しいわけでありまして、その松枯れはとどまるところを知らずして、五十五年度で全国の松林面積二百五十五万ヘクタールあると言われているその約四分の一、約六十七万ヘクタールになるわけでありますが、さらにまた枯損木は二百十万立米、約一千万本
すなわち、松林面積に対しては五%、被害面積に対しては二一%というわけでありまして、この感染源がほかにたくさんあるということが、一番防除に徹底を欠いた点だと思います。しかしその点、今回、特別伐倒駆除命令が出されるというふうに法案が大きく改正されたことは、非常に大きな進歩であるというふうに私は思います。 それから第二の理由としましては、散布回数がございます。
六十四万ヘクタールのうち、ヘリコプターで予防散布をする区域が約十三万ヘクタール、被害の出ております松林面積の約二〇%をこの特別防除、ヘリコプターで薬をまくという事業をやらしていただいておりますが、残りの八〇%につきましては、秋口から冬にかけて黄色くなった、枯れた松を一本一本切りまして、切った上に薬をかけて木の中に入っておりますマツクイムシを殺す、こういう手法でやっておるわけでございますが、先ほど来申