2002-07-23 第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第4号
これはまだ損害額が確定をしておらない事件というふうに聞いておりますが、松尾室長から損害額が賠償されなければ損害賠償請求の訴えを提起することにしている、内閣官房がこのように考えているということを言っておりますが、その後、この損害というのはどれほど埋められたのでしょうか。会計検査院はどのように把握しておられるのか、まずお尋ねをしたいと思います。
これはまだ損害額が確定をしておらない事件というふうに聞いておりますが、松尾室長から損害額が賠償されなければ損害賠償請求の訴えを提起することにしている、内閣官房がこのように考えているということを言っておりますが、その後、この損害というのはどれほど埋められたのでしょうか。会計検査院はどのように把握しておられるのか、まずお尋ねをしたいと思います。
松尾室長はこの五億を超える詐取の額を返しているんでしょうか。内閣官房からはどのように会計検査院に報告があっているんでしょうか。
この松尾室長に渡っておりました報償費というものは約十億円を超える額に上っていると。実は、起訴されたものは十四回分でございまして、さらに昨年の十一月の段階で被害額が特定されていたのは十九回分、もちろんこの起訴分の十四回を含めたものでございますが、十九回分の四億五千万円でございます。残り二十七回分、これはどうなっているのか、被害金額は確定されたのかどうか、これについてお伺いしたいと存じます。
半ば松尾室長に同情的なそぶりと、こう言ってもいいんですよ、あの判決自体がね。そして、これはすべて外務省の公金の管理システム、監督システムに問題があるんだということで、これ、多分、松尾に対する刑を減軽する材料としてあのことを、そういうことを言ったのかという気もするわけでありまして、私、これはもっともだと。
いずれにしても、こういうことについては非常に問題であるわけでございますので、昨年の一月の二十五日の時点で、松尾室長がその職にあった期間の上司につきましては、事務次官、官房長、官房総務課長全員について処分を行ったということでございます。
今日午前中、元外務省松尾室長の公判、判決が下されました。懲役七年と六か月ということでございます。 私は、もう外務省はこの改革がやっぱりラストチャンスではないか、もしここで改革ができないのであればもう解体論も出ても仕方がないんだ、そのくらいのところに来ているのではないかな。
午前中の田中眞紀子さんの答弁でも、鈴木先生がいてさわれないんですよ、この人の人事を、そういうふうに事務方に田中眞紀子さんは言われているということがありましたけれども、前の松尾室長さんもかなり長く同じ場所におられたということで、いろいろな問題が出てくると思います。佐藤さんを動かしますか。
官邸の機密費を現金で渡して、そして松尾室長はそれを横領したということじゃないですか。もとは官邸の機密費なんですよ。だから、ここについてきちんと制度を変える。例えば外務省が全部大臣の決裁にしたのなら、どうしてそれができないんですか。逆に言うと、できないような使い道をたくさんしているからできないわけでしょう。そこにもう少しきちんとメスを入れるという、そういう考え方はないんですか。
また、なぜ松尾室長がこの事務を所掌するようになったか、そのことも明確ではない。そして、特にこのお金は、一の資料にございますこの上の絵の一の一、内閣官房長官に直接渡されるお金から出されていたということが会計検査院の指摘によって明確になっておるわけでございます。 これまで、本委員会でも、外務省から上納はなかったという答弁を官房長官そして外務大臣はなさってきましたが、それと矛盾しているんじゃないか。
松尾室長というのは、この図の中でどこから現金というものを受領して、この報告書に基づいてきのう質問すると言いましたので、今持っていらっしゃると思うのですが、どこですか。1の1ですか、1の2ですか、2ですか、3ですか。このどこの部分から松尾室長は現金をもらい、差額の精算に充てていたわけですか。
松尾室長が去った後も全部ゼロで来ているわけです。ところが、先ほどの検査結果報告を見ますと、例えば旅費の差額についてはこの官房報償費から出さなくてもいいということが明記されています。
三番目ですけれども、外務省の松尾外国訪問支援室長が就任した期間というのは平成五年十月から平成十一年八月というふうに聞いておりますけれども、その後任、松尾室長が辞任してから、後任の室長が在任したわけですね。九月から十二月までの期間在任しているんですけれども、この在任中の事務取り扱いというのは松尾室長から引き継ぎを受けて行っていると思うんですが、引き継ぎどおり行っていたんでしょうか。
その結果、松尾室長が公金を横領した明白な疑いがあるということが判明いたしましたために、一月二十五日に同室長を警視庁に告発いたしますとともに調査報告書を発表いたしました。それを受けて警察当局が捜査を開始したわけでございます。 その後、外務省としては、捜査当局に対する協力を全面的に積極的に進めまして、その結果、同室長は三月十日に詐欺容疑で逮捕された。
そして、国民がみずからの道を決断していくためにも、国民に向けた情報公開、非常に重要なこととなってまいると思いますが、外務大臣にも御承知おきのように、この間、外務省関連に、四月の情報公開法の施行以降、千二百二件の情報公開請求がございまして、うち、開示四百五十二件、非開示五百十七件と、実は各省庁間で一番非開示が多い省庁ではなかったかと思いますが、その非開示が多くなりました理由の一つに、松尾室長による詐欺事件
ところが、川島次官の説明では、平成五年の八月ですか、松尾室長がその地位についた途端にこの決裁制度はおかしいことに廃止になってしまった。すべてを一から十まで皆松尾なる者がやるようになった。
私が聞きたいのは、なぜ、松尾室長以前はきちっとした決裁体制で本当に揺るぎないような、だれに聞かれても威張るような決裁制度をつくっておった、現金の受け入れまで複数の職員が行っていたと。これは外務省の川島次官が言っていることなんです、私が大げさな言い方をしていることじゃなしに。ところが、松尾が来た途端に彼一人が全部をやるようになったと。それは一体何なのか、どういう理由からそういうことにしたのか。
○国務大臣(田中眞紀子君) 事の初めから時系列的にお話を申し上げてお答えにしたいと思いますけれども、松尾室長の事件というものは、内閣官房の報償費を扱ってはおりましたけれども、この松尾という人は、しかし外務省の報償費を扱うという立場にはございませんでした。したがって、外務省報償費への横領という事実ではないということを私は承知いたしております。そこのところははっきりしなければならないと思います。
最近の報道によりますと、警視庁の立件額、元松尾室長の官邸からだまし取った、詐取されたとされる金額の合計額は何と四億七千八百万円という金額に上っております。こうした問題は、松尾容疑者個人の問題として以上に報償費のあり方全体に対して問題を抱えている、このように言わざるを得ないと思います。 当委員会では、先ほどもお話がありましたが、会計検査院の検査の責任にも委員長から言及されたところでございます。
まさに機密費の問題、国民が、これはおかしいことをやっているんじゃないのということで、その松尾室長だけつかまえて云々かんぬんの話がございますけれども、では、これからどうやっていこうかというシステムの問題ですよね。ですから、私は、これこそが重要であったと思うんです。 目の前の何とか局長がだめで何とか局長はいいとか、そういうことの問題は、組織ですから、人事異動でどんどん動くわけですから、意味がない。
それから、一つのポストについても、松尾室長は五年を超える長き間同じポストにいたということがあるわけですが、外務省の場合そのポストについての期間の原則の定めがない。
まず一点目でありますが、松尾室長は、要人外国訪問支援室長在任中の平成五年から十一年にかけて、公金横領の事実が発覚するのを恐れて、会計事務に詳しいベテラン職員を二年程度の期間で交代させていたという報道があります。
あくまでも前提といたしましては松尾室長個人の犯罪行為であって、あの告発した時点では五千万円しかわかっていなかったんですが、松尾室長が自白した分だけ、もっと相当ほかにあることはわかっておったんですが、その金額で告発を外務省としてしたわけでございます。したがって、その金額がふえたからといって一事であること、その点については変わりないと思うんです。
国民はみんな、ちゃんとしてくれ、おれの税金が何で五億円も膨大に松尾室長が使うのだ、そんなことが何で許されているのだ、なぜこんなことが起こったのだということを真剣に求めているのですよ。 官房長官、ハンセンの国会決議をしましたよね。九十年にわたってこういうことが行われてきた。これについて国会は全会一致で責任を認めたわけです。何でこんなことが起こってきたか。今からこれは検証が始まりますけれども。
そのことを期待しているわけでありますから、まず、これからの外務大臣の、外務省内における人事の問題や、そして松尾室長の問題、いろいろな問題がありますけれども、どんな姿勢で、どういうふうな解体の仕方をして、どういうふうな外務省づくりをお考えになっているのか、まずそのことをお話しいただいて、しばらくトイレに行っても結構でございますから。
○小川敏夫君 今回の松尾室長の件で、クレジットカードによる決済ということが大きな問題となっておりますが、一月二十五日にある横領金、競走馬を買う、ゴルフ会員権を買う、これはクレジット決済じゃなくて別の支払いであったと思うんですが、クレジットカードによって支払われたこの支払い経過、これは把握しておられるんでしょうか。
○小川敏夫君 個々具体的な点は結構ですけれども、クレジットカードの決済によって支払いをした中で、松尾室長が個人的に使用したいわゆる横領部分は一件でもいいですから発見できたんでしょうか、それとも全然発見できていないんでしょうか。
○小川敏夫君 一月二十五日段階の調査でも、どうも読んでも大変煮え切らないんですけれども、松尾室長は調査に対して協力しなかったんですか、それとも協力していたんでしょうか。
福田官房長官は、これまでの予算委員会でも、外務省の松尾室長に対する機密費の受け渡し経路については、官房長官の決裁を得て首席内閣参事官が指示し、最終的には首相官邸職員が直接手渡していたというぐあいに言っているわけです。これにもこれは合致しているわけですね。しかも、首相官邸、首席内閣参事官と明確に書いてあるわけです。
これの二枚目の四から五にかけての部分で、松尾室長の就任以前は、「経理の話はそれぞれの地域局がきちんと処理していた。すなわち、上司の決裁を得て見積りを官邸に提出し、また、現金の授受も複数名で当たり、チェック体制が働いていた。」と。これは当たり前のことなんです、大金を動かすわけですから。
○国務大臣(河野洋平君) 松尾元室長自身の問題については、先ほど申し上げましたように、捜査当局に捜査をお願いしておりますが、松尾室長に付随するといいますか、その周辺で起こった問題については、今、荒木副大臣に調査委員長になっていただいて調査をいたしております。
もちろん松尾室長の前任者は、室長ではありましたけれどもそうしたことはなかった。しかし、松尾室長になって、少なくともその室というものが上司、責任者との間にひどく直接的な指揮、命令、監督を受ける状況になくなった、そこが一番の問題だと思いますけれども。 それは合理的に仕事をしようという考え方、あるいはそういう考え方を利用されたかもしれない。