1967-05-22 第55回国会 参議院 予算委員会第二分科会 第1号
それで、関東製紙というのが東都信用金庫と取引をしていたわけです。その東都は、御承知のように、不正融資で大蔵省から監査を受けた。しかられた。こういう会社です。その東都の理事長のむすこさんが関東製紙の社長ですよ。村本という人です。村本という人と自治大臣とは、選挙でも推したり推されたり、ツーツーの仲なんです。そういう関係で、藤枝さんが会長に招かれていったわけですよ。
それで、関東製紙というのが東都信用金庫と取引をしていたわけです。その東都は、御承知のように、不正融資で大蔵省から監査を受けた。しかられた。こういう会社です。その東都の理事長のむすこさんが関東製紙の社長ですよ。村本という人です。村本という人と自治大臣とは、選挙でも推したり推されたり、ツーツーの仲なんです。そういう関係で、藤枝さんが会長に招かれていったわけですよ。
それからもう一つは、これはたしか東都信用金庫の代理貸しになっておったと思うんですが、そうすると、その担保関係とかそれらを含めた信用補完の問題はどういうようになっておりましょうか。
なぜ私、このようなことを申すかというと、この東都信用金庫、これはもう御存じです。大蔵省のほうから、田中昌平一派の不正貸し出しゃ不祥事件が続発して、どんどんと摘発され、大蔵当局から指導も受けているわけです。それは、大蔵政務次官という、そういう重任にもあったわけですから、この事情のことはよく御存じだと思うのです。
○国務大臣(藤枝泉介君) 社長の村本が、東都信用金庫の理事長の女婿であったということを私は記憶をいたしております。ただ、村本が社長になりましたいきさつについては、ちょっと記憶がございませんで、そういう、社長になりましたに際して、私に会長をやってくれと言ってきたように記憶いたしております。
それから今度は、大臣は東都信用金庫、そういう金庫は御存じだと思うのですが、いかがでしょうか。それは、その会長でいらっしゃったときに、この関東製紙株式会社で村本実、社長をやっていたわけです。その人がこの東都信用金通の理事長である田中昌平さんのお婿さん、そういうわけですね。娘婿の立場にある。ところが、この関東製紙の元の社長であった人は、この東都金庫の部長だったわけですね、阿部さんという人。
きょうは、銀行局長がお見えになりませんが、銀行局長に、第一相互銀行、三和相互銀行、東都信用金庫、千葉銀行、その他金融機関の取締り上の措置は、今どうなっておるかということまで十分お尋ねをいたしたい。こういうことを明確に処置するために金融二法案をお出しになって、これを通しもせずになさるということは、私はどうしても理解できませんから、あくまでも私はお尋ねをいたします。
そこで、これは銀行局長に申し上げておきますが、第一相互銀行、あるいは東都信用金庫などに対して、大蔵大臣自体がいわゆる業務停止と申しますか、整理をなさる場合でも、やり方が非常にあいまいで、責任が明確でなかった。
ところが近ごろの第一相互銀行、あるいは東都信用金庫、その他の不祥事件の成り行きを見ると、相互銀行、信用金庫の、看板がかかったら、経営者がどんなことをしておってもつぶさぬのだ、どんなごとをしておっても、大蔵省はめんどうを見るんだというふうなやり方をしておりますから、私は、政府の金融行政の基本的な方針が国民に徹底していない、こういうふうに思うのです。
そこで、信用金庫も、現に東都信用金庫はおととし不詳事件を起して、預金者の一部に迷惑をかけて、その跡始末がまだついておらぬ。第一相互銀行にしてもその通り、現に預金者に迷惑をかけて、何割かたな上げして、いまだにたな上げでやっておるでしょう。そういうことをやって、その跡始末がついていない。しかも、これはりっぱな金融機関として、大蔵省が監督しておるのがそうなんでしょう。
その前にちょっと、東都信用金庫が先般来新聞に出ておりますが、あれはたしか一度不祥事件を起して、ほかの信用金庫の管理下にあって、ほかの信用金庫の資金が導入されておるはずですが、それは事実かどうか、また今新聞に出ておる事件は事実かどうか、ちょっとお尋ねしておきたい。
○大月説明員 私ども直接詳細は存じませんが、東都信用金庫が管理を受けておることは事実だと思います。それから、最近何らかの不祥事件があったということについては、私まだ承知いたしておりません。これは、もっぱら財務局が所管いたしまして処理しておる問題ではないかと思っております。
たとえば東都信用金庫、これはすでに一、二回不祥事件を起して、現在ほかの金庫の管理下に置かれておるはずです。その管理下に置かれて、ほかの金庫から何億もの助け舟を出してもらっておりながら、その東都信用金庫の出納係長とかは浮き貸しをしておったとかということは、どうですか、銀行局長御存じですか。そういう管理されて、いわば禁治産になっておるものがまた悪いことをしておるという状態なんです。
たとえば常磐相互、あるいは東都信用金庫、その他二、三の事件を聞いてまことに残念に存じておるのでありますが、特にことしの六月発覚した第一相互銀行の不健全な経営ぶりは、新聞紙上による報道だけを見ても、まことに言語道断、われわれの常識では判断のできない事件であります。これについてはわれわれだけでなく、一般国民は非常な疑惑を持っておるものと思うのであります。