1973-06-01 第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号
東部開発が進められ、現在の臨海工業地帯が進められてから、この湿原地帯がだんだんとなくなってきて、そしてウトナイ湖の水位が五十センチも下がってきて、いまやアオサギが全然来なくなったという、こういうような状態に対して調査してありましたならば、この際はっきり対策とともに示してもらいたい。
東部開発が進められ、現在の臨海工業地帯が進められてから、この湿原地帯がだんだんとなくなってきて、そしてウトナイ湖の水位が五十センチも下がってきて、いまやアオサギが全然来なくなったという、こういうような状態に対して調査してありましたならば、この際はっきり対策とともに示してもらいたい。
たとえば私は北海道開発庁長官を兼務いたしておりまするが、苫小牧東部開発の計画におきましても、石油精製百万バーレル程度は認めなければならぬのではないかという計画の線にのっとってこの苫小牧東部開発事業というものが推進されているわけでございまして、全面的に禁止ということには思いませんが、もとより精製工場その他も十分公害等々には留意をして、環境が汚染されないように配慮されることは当然であるというふうに思っております
それだのにむつ小川原で、また志布志湾でも、苫小牧での東部開発でも大いに急いでやらせる。まさにもう、どこか狂っているじゃありませんか。環境庁も、当然チェックしなければならないところをあなたまかせにして、これもしてない。民族的な問題です。国家的な問題です。もっとこういう点では慎重に考えなければならないはずです。このために、全部輸出を増大させるために皆さんは一生懸命やっていることと同じことです、結果は。
あなた方が発表しておりますのを見ますと、たとえば大規模工業基地、コンビナートなどは、私の近くの苫小牧東部開発というのはこれはいまのところ全国随一ですね。これは一万二千ヘクタール。東京都の環状線を新宿から上野から東京駅から品川を回って、環状線の中の土地の一・七倍に相当する土地を一挙にいま造成しておるわけであります。
これは去年の七月にできました苫小牧東部開発株式会社という第三セクターの例です。これは会社側が発表した資料を摘出しているのですから間違いないつもりでおります。 〔渡辺(栄)委員長代理退席、委員長着席〕 これによると、何しろ一万二千ヘクタールの大土地を対象にした第三セクターが出現して、その授権資本が六十億円でありますが、払い込み資本が三分の一の二十億円。
それから、東部開発に水を引くのですが、水を引く川、斜里川というところは、大臣が北海道へ行って食べられているシシャモ、そのシシャモを漁民が営々と苦労して、ようやく養殖をして、いま収穫が半分とれるだけになってきている。ところが、ここから水を取るというと、あの水に敏感なシシャモは上がってこないということで問題になっている。それから、環境庁からクレームがついております。
したがって、この東部開発にしても、第三セクターの問題、それから自治体との関係、あるいはニュータウンの土地がいまだに取得されていないという問題、これらの問題について、いずれ委員会でまた質問したいというふうに考えております。
○島本委員 むつ小川原、苫小牧の東部開発、現にわれわれは行って調査してまいりましたが、やはり無公害を標榜してやっておることは事実であります。しかし無公害を標榜しておりながら住民に立ちのきを強要しておるのはどういうわけなんですか。無公害であるならば立ちのかせる必要はないではありませんか。
○島本委員 それならば下河辺総合開発局長、むつ小川原と苫小牧の東部開発と両方とも同じスローガンです、公害がないという。そして説明によると、緑を保存して、そして緑の中の工業地帯、インダストリアルパークにする、こういうことさえはっきりいっているわけです。そういうような中で、やはり考えられておるのは、そうまでりっぱにする計画でありながら、数カ所にわたって住民の移転する地域を設定してあるのです。
そこで、大規模工業基地開発は、むつ小川原株式会社や、苫小牧東部開発株式会社などの第三セクターと呼ばれるものの手で進められておりますね。その第三セクターに対しましていろいろな批判が今日あるわけですが、大阪市立大学助教授の宮本憲一さんはこういうように言っておりますが、大臣、これに対してどういうふうな御意見があるか。「住民の意思が結びつかないままでお金と権力が結びついた。
そしてあの辺には千歳空港ができているし苫小牧東部開発もできていますし、地域住民があそこに集まってきているわけですね。ですから、ああいう姿に置いておくということ自体、国の運営、国鉄に対する不信というものが生まれてくるわけですよ。その利子だって、あなた、工事費が二十億だから、十億になってしまいますよ。大きな国損じゃないですか。
それから最後に、苫小牧市の東部開発に伴う文化財の保護についてお尋ねをしたいと思いますが、開発予定の丘陵部一帯は、北海道の埋蔵文化ともいうべき先史時代の各種の遺跡が眠っております。現在の開発計画でいきますと、こうした貴重な埋蔵文化財の包蔵地帯が、丘陵地の造成によって破壊消滅することは時間の問題だ、こう思われるわけです。
○安達政府委員 苫小牧の東部開発される予定地におきましては、縄文時代の前期から続縄文時代に至りまして、約二十カ所の遺跡がいまのところ確認されているわけでございますが、現在までは、国あるいは北海道の指定された史跡までには至っていないわけでございます。
この問題でも、大臣からいま御答弁があった苫小牧の東部開発に伴う埋蔵文化財保存、これがいま危機に瀕しているわけです。というのは、これは北海道遺跡保存協会の峰山厳会長、それが六月二十二日に北海道文化財保護協会事務局長として、堂垣内知事、岡村教育長に対して、苫小牧市の東部開発に伴う文化財保護についての陳情を行なっております。
東部開発だって、政府がボーリングをしてやろうと言ってもなかなかうんと言わない。私は、いまはそういう石炭企業のぜいたくを許すべきときではないと思う。宇部興産よりも悪い鉱区は幾らでもありますよ。現実はみな一生懸命やっている。それなのに、ほかに非常に有利な企業を持っているから、そちらのほうに投資を集中したほうがいい、それは企業としては私はわかる。
○野田委員長 なお、この際申し上げますが、今国会本委員会に参考送付になっております陳情書は、三菱鉱業株式会社古賀山鉱業所の東部開発促進に関する陳情書外七件であります。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時十二分散会
長) 森 五郎君 自治事務官 (財政局長) 柴田 護君 委員外の出席者 大蔵事務官 (主計官) 吉瀬 維哉君 通商産業事務官 (石炭局鉱害課 長) 佐成 重範君 ――――――――――――― 四月八日 三菱鉱業株式会社古賀山鉱業所の東部開発促進
これが飛躍的発展を展望される理由は、ソ連の大規模な東部開発プランであります。ソ連はこのプランを一九五九年から六五年の七カ年計画において実行中でございます。現在のところ一〇〇%の遂行率を示している。投資額は二千億新ルーブル、邦貨換算七十五兆億円、年率十兆億円余りであります。最重要部分はシベリア開発であります。
また当時の東部開発の一つの特徴としまして、とにかくりっぱな工場よりも、中小の規模を持った工場を急ピッチにたくさん作るという方針がとられました。ですから、これがどういう技術内容を持ち、どういう設備を持つかということは、皆さん想像のできるところであると思うのであります。
その点は急いでもらうことに希望を述べまして、一、二お伺いしたいのですが、それは先ほど言われました石炭関係の見返資金の二十一億一千万円のうち関連するのではないかと考えるのでありますが、九州の或る新聞に貝島炭鉱の大浦炭鉱東部開発のために、不当に多額の見返資金が放出されているというのが出ている。非常に金額が他に比べて大き過ぎる。