1989-10-11 第116回国会 衆議院 予算委員会 第1号
このような東西対話、そうして軍拡から軍縮へ、そうして対決からむしろ協力へという方向に大きく動いているということについて、総理、どのように考えますか。
このような東西対話、そうして軍拡から軍縮へ、そうして対決からむしろ協力へという方向に大きく動いているということについて、総理、どのように考えますか。
米ソを頂点とする東西対話の進行は、ソ連国内の自由化傾向とも相まって、東欧諸国内にも大きなインパクトを与えつつあります。国際的な分野では、ハンガリーを初めとする東欧諸国が、日本や西欧ばかりでなく米国や韓国など、従来はマージナルな経済関係しか持っていなかった西側諸国との結びつきを深め、西側から東欧諸国への投資も徐々に拡大の傾向にあります。
(拍手) この正月、厳寒のさなか、総理は東西関係の接点にある欧州四カ国を日本の総理として初めて訪問し、世界の平和と軍縮のため東西対話の促進、特に米ソ首脳会談の再開、相互理解、相互信頼の努力を強く訴えられたのであります。私は、総理の世界平和実現の熱意に深い敬意を表するとともに、このたびの訪問が四カ国のみならず世界の各国から注目を浴びたことを重視したいと思います。
第二回の米ソ首脳会談開催の可能性も踏まえて、米ソ軍備管理交渉を初めとした東西対話の問題もサミットの話題となると思いますし、その他地域問題等も話題となってくるであろう、こういうふうに思います。
また、特に今次サミットは、ジュネーブ軍備管理・軍縮交渉の開始という東西関係緊張緩和への微光が差し始めた極めて重要な時期に開催されましたので、私は、ウィリアムズバーグ・サミット、ロンドン・サミットの延長線上に立って、西側諸国の連帯の重要性を強調するとともに、とりわけ米ソ首脳会談の早期実現を初め、東西対話促進の重要性を強く訴えかけた次第であります。
我が国は、今次サミットにおいては、ウィリアムズバーグ・サミット、ロンドン・サミットの延長線上に立って西側諸国の連帯の重要性を強調するとともに、米ソ首脳会談をはじめ東西対話促進の重要性を訴えかけましたが、かかる我が国の主張は本政治宣言の中に盛り込まれました。
また、特に今次サミットは、ジュネーブ軍備管理、軍縮交渉の開始という東西関係緊張緩和への微光が差し始めた極めて重要な時期に開催されましたので、私は、ウィリアムズバーグ・サミット、ロンドン・サミットの延長線上に立って、西側諸国の連帯の重要性を強調するとともに、とりわけ米ソ首脳会談の早期実現を初め、東西対話促進の重要性を強く訴えかけた次第であります。
私は、米ソ首脳会談の早期実現を初め東西対話促進の重要性を強く訴えまして、このような主張は政治宣言にも反映したところでございます。 緊張緩和の見通し、米ソ首脳会談の見通し等でございますが、米ソ・ジュネーブ交渉につきましては、直ちに合意が可能との見通しは甘いと思います。しかし、ソ連の積極的かつ建設的な対応を期待しております。
あるいはまた東西対話の問題あるいは国際テロリズム、そうした問題等が議論をされまして、三つの宣言と一つの議長声明が政治の面としては発出をされた、こういうことでございました。
しかし、コメコンの決議を見ても、いたずらな対決姿勢は抑制されていることを考慮しまして、粘り強く東西対話の窓口を開くよう政府は努力すべきであると思いますが、いかがでしょうか。 この際、言いにくいのでありますが、心配なのは、従来、総理がとかく挑発的な言辞を弄されたことであります。
それは、我が国が南北のかけ橋としての役割を誠実に実行する、そのことと東西対話の実現に全力を尽くす、そこにあると私は信ずるものであります。 我が国がこのような使命を果たしていくことを総理に強く要望いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 〔内閣総理大臣中曽根康弘君登壇〕
その間、西側としてはむしろ米ソ間の戦略兵器交渉を中心とする各種の東西対話によって東西間の相互理解、緊張緩和が行われることを期待しておりました。
このような厳しい国際関係の中で、本年一月十七日からストックホルムにおいて、欧米三十五カ国の参加のもとに欧州軍縮会議が開催され、第一段階の作業といたしまして、軍縮そのものではございませんが、国家間の不信、緊張、戦争原因の減少あるいは排除などを目標とした「信頼醸成措置」についての討議が開始されたことは、東西対話の機運を維持することに寄与するものとして注目されるべきと存じます。