1980-11-25 第93回国会 参議院 運輸委員会 第9号
そういう東海道地区全体の、余り採算にはつながらない所要額をずっと考えてみますと、うちでは全くできませんというほどの窮迫度ではないわけでございまして、いまのところはそういう騒音、振動対策というようなものと地震対策も一緒に総合的に考えて、最小限のものは何とかできそうだということで、いまのところはうちの自前でやっていくということでいま考えております。
そういう東海道地区全体の、余り採算にはつながらない所要額をずっと考えてみますと、うちでは全くできませんというほどの窮迫度ではないわけでございまして、いまのところはそういう騒音、振動対策というようなものと地震対策も一緒に総合的に考えて、最小限のものは何とかできそうだということで、いまのところはうちの自前でやっていくということでいま考えております。
概要を申し上げますと、先ほど申しました測定個所のほとんどは、やはり一番、問題になっております東海道地区でございまして、この中で、振動の大きさでございますけれども、線路中心から十メートル離れまして——十メートルと申しますと、ちょうど四メートル側道を置いた外側と申しますか、民家として残っておるとすれば、一番近い位置に相当するわけでございます。
ただ、残念なことは、先ほど申しましたように、空間的にも時間的にも非常に制約があるという問題がございまして、その点は、東海道地区において一部土地の買収が非常に難航いたしております。
また、全体として輸送量がふえていく中で、伸び率としては遠隔地間の輸送の伸びが大きくなりますが、しかし絶対量としては依然大都市、特に関東臨海、あるいは東海、阪神、この辺の出入りする交通量が絶対量としては一番やはり伸びが大きくなりますので、それに備えまして、この委員会の考えでは、まず現在すでに施工中の高速道路あるいは幹線鉄道の完成を急ぐこと、あるいは現在すでに構想されている東海道地区における大規模プロジェクト
○兼松説明員 その点につきましては、私どもとしては現在の東海道線がすでに世界最高の列車回数を動かしておる、複線としてはこれ以上ほとんど事実上入り切れないということ、しかも国鉄の輸送力の二五%近くを運んでおる、それから東京、大阪付近の東海道地区には全人口の四割弱が集まっておる、また重要産業の大きなパーセンテージであるというような事情から、東海道線をこのままではやれないということは事実でございます。
実は今日も東海道地区の有力者が大勢国会に陳情に見えております。そういう関係もありまして、ぜひ浜松、米原間の電化について速急にこれを完成していただきたいと考えるのであります。国鉄当局におかれましても非常な御同情のもとに、すでに工事に着手せられているように聞いております。目下どの程度に工事が進捗いたしておりますか、まずお伺いしておきます。