1997-11-19 第141回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
○木宮和彦君 去る九月十八日及び十九日の二日間、岩手県及び宮城県において、東北電力株式会社葛根田地熱発電所、東北大学電気通信研究所、宇宙開発事業団角田ロケット開発センター、航空宇宙技術研究所角田宇宙推進技術研究センター及びアイリスオーヤマ株式会社角田工場を視察してまいりました。派遣委員は、山下委員長、畑理事、高橋理事、中尾理事及び私、木宮の五名であります。
○木宮和彦君 去る九月十八日及び十九日の二日間、岩手県及び宮城県において、東北電力株式会社葛根田地熱発電所、東北大学電気通信研究所、宇宙開発事業団角田ロケット開発センター、航空宇宙技術研究所角田宇宙推進技術研究センター及びアイリスオーヤマ株式会社角田工場を視察してまいりました。派遣委員は、山下委員長、畑理事、高橋理事、中尾理事及び私、木宮の五名であります。
先ごろ発表されました東北大学電気通信研究所の太陽電池用半導体に関する研究成果は、まことに画期的なものであり、太陽エネルギー時代を開くものと私は注目いたしております。この新技術による太陽電池は製造コストが従来の千分の一以下ということ、今後発電効率などの点を解決した場合、火力、原子力、水力のどの発電よりもコストが低くなるということであります。
(拍手) きのうの新聞報道にもありましたように、東北大学電気通信研究所が、光を電気にかえる太陽電池用シリコンの製造技術を開発いたしました。原子力発電などよりはるかに低コストで大量生産可能なこの太陽電池発電が、無尽蔵かつクリーンな太陽エネルギー時代への道を切り開くものとして世界の注視を集めようとしているのであります。
又東北大学電気通信研究所に新たに電子物理学研究部門を設けます。又日本で初めてテレビを着手いたしました静岡大学の工学部に附属電子工学研究施設を充実しまして、従来我が国において不足とされておつたこの分野の基礎的研究を推進するつもりでおります。