1969-07-12 第61回国会 衆議院 本会議 第60号
質問の第二は、浦安、霞ケ浦、富里といい、すべて東京東部の空を求めるのは、安保条約によって、東京西北部の空がアメリカ極東空軍によって占有されているからであります。これらの空域を返還せしめるために、政府はどんな努力を払ったか。日本の農民を大地から追い払うことはなし得ても、アメリカ空軍に対してこれを要求することをし得なかったのか。
質問の第二は、浦安、霞ケ浦、富里といい、すべて東京東部の空を求めるのは、安保条約によって、東京西北部の空がアメリカ極東空軍によって占有されているからであります。これらの空域を返還せしめるために、政府はどんな努力を払ったか。日本の農民を大地から追い払うことはなし得ても、アメリカ空軍に対してこれを要求することをし得なかったのか。
それともう一つは、先ほどブルー14は成田空港とは無関係であると言われたが、いままでの国会での答弁では、ブルー14のために東京西北部の空は使えないのだ。したがって、空のあいているところはあの地域しかないのだということをずっと答えていたのだ。したがって、あなたといままでの大臣や航空局長の答弁は、完全に違っておる。この点明確にしてもらいたい。
いま地域の人たちが、大阪国際空港にしても、千歳にしても、東京西北部にある各種の飛行場にしても、一番大きな問題になっているのは何だと思いますか。
○小川(三)委員 私が伺っているのは、現状はそのとおりなんですが、きのうも東京上空を飛行機で視察しましたけれども、その際御説明なされたのは手塚さんですか、アメリカ空軍と交渉の結果、東京西北部の上空を視察することができた、そう説明されておりますが、あの時間わずか二十分か三十分なんです。私がいま伺っているのは、新東京国際空港の建設は国家百年の大計である。これはもうそのとおりなんです。
○小川(三)委員 最初に運輸大臣にお伺いしますが、もちろん、大臣は東京上空の管制図などをごらんになられたと思いますけれども、空港の使用している空域に比較して、横田基地を中心にする東京西北部の上空は、ほとんど米軍に専用されておるといっても差しつかえない。したがって、地上の問題を決定する前に、東京上空についての整理、いわば空の交通整理について、大臣としてどういうお考えを持っておられるか。
○小川(三)委員 もしかりにいま返還されたとするならば、東京西北部の空が日本として十分使えるわけです。その場合東京国際空港の位置は、それほど早急に、交渉と見合わせて進展させるという方法が成り立つのかどうか。