1952-06-11 第13回国会 衆議院 労働委員会 第21号
〔委員長退席、船越委員長代理着席〕 日程第三、労働省立労災病院及びけい肺療養所の設立に関する陳情、郡山市議会議長、東北七県市議会議長会長福内君介君提出の要旨は、多数の鉱山を有する東北七県内には坑内作業による珪肺病患者が増加し、これら災害者は、東京労働病院または北海道整形外科療養所あるいは栃木珪肺療養所に収容されているが、不利不便の上、施設狭隘のため、自県内の患者さえ完全に収容し得ない状況である。
〔委員長退席、船越委員長代理着席〕 日程第三、労働省立労災病院及びけい肺療養所の設立に関する陳情、郡山市議会議長、東北七県市議会議長会長福内君介君提出の要旨は、多数の鉱山を有する東北七県内には坑内作業による珪肺病患者が増加し、これら災害者は、東京労働病院または北海道整形外科療養所あるいは栃木珪肺療養所に収容されているが、不利不便の上、施設狭隘のため、自県内の患者さえ完全に収容し得ない状況である。
然るにこれら災害者は、遠く東京労働病院、北海道整形外科療養所、或いは栃木珪肺療養所に收容されるのでありますが、その不利不便は誠に甚だしいのみならず、これら病院自体も施設狭隘のため自県内の患者さえ完全に收容し得ない現況でありますから、速かに東北地方に省立の労災病院及び珪肺療養所を設立せられんことを要請しておるのであります。
○島田委員 本請願の要旨は、東北七県における労働者の災害件数は近年激増の傾向にあり、ことに多数の鉱山を有する関係上、坑内作業による硅肺病患者が増加しているのであるが、これら災害者は遠く東京労働病院、北海道整形外科療養所、または栃木硅肺療養所に収容されるため、その不利不便ははなはだしく、しかもこれら病院自体においてもその施設が狭隘のため、自県の患者さえ完全に収容し得ない現状である。