2006-10-31 第165回国会 参議院 総務委員会 第3号
戦時下の国内放送の基本方策の目的には、放送の全機能を挙げて大東亜戦争完遂に邁進すとあり、実施項目には、放送番組をすべて国家目的に即応せしむることといったものでありました。NHKは国策遂行の片棒を担ぎ、大本営発表をそのまま国民にうその情報として流し、不幸のどん底に突き落としたという痛苦の歴史があったわけです。海外放送も戦争遂行の一部であった。
戦時下の国内放送の基本方策の目的には、放送の全機能を挙げて大東亜戦争完遂に邁進すとあり、実施項目には、放送番組をすべて国家目的に即応せしむることといったものでありました。NHKは国策遂行の片棒を担ぎ、大本営発表をそのまま国民にうその情報として流し、不幸のどん底に突き落としたという痛苦の歴史があったわけです。海外放送も戦争遂行の一部であった。
私は、一九九〇年六月二十六日の内閣委員会で、ほかの法律も調べてみたら、例えば東条総理が大東亜戦争完遂のためにという目的で提案理由説明をやった法律がこれ以外にもあったんです。それで、こういう法律は、本来戦後直ちに、少なくとも憲法制定時に廃止し、抜本改正をやっておくべきものではなかったのかと。
○政府委員(丹波實君) 先生が御指摘の書類は大東亜政略指導大綱というものであると理解いたしますけれども、これは昭和十八年五月二十九日大本営政府連絡会議決定、昭和十八年五月三十一日御前会議決定に決定を見ておるところの指導大綱でございまして、第一章は「方針」となっておりまして、その一項は「帝国八大東亜戦争完遂ノタメ帝国ヲ中核トスル大東亜ノ諸国家諸民族結集ノ政略態勢ヲ更ニ整備強化シモツテ戦争指導ノ主導性ヲ
去年の六月二十六日のこの委員会で、昭和十八年に制定された許可認可等臨時措置法というのは、当時の東条総理の国会での提案理由説明を見ましても、大東亜戦争完遂のための法律だということが述べられておるということで、こういう明白な戦時立法、大束亜戦争完遂のための法律、こういう目的を掲げた法律の存在というのは新しい戦後の日本としておかしいではないかということを私は問題提起いたしました。
これはやはりさっきの大東亜戦争完遂のための法律が今まで残っていた、法律上は問題がないんだという答弁と似たものとしてしか国民には映らない、今の答弁も私はそういうことだと思います。ただし、この問題はきょう中心的に取り上げようということじゃございませんから、それだけ私は申し上げておきたいと思います。
総務庁長官、これは専門分野でありませんからとさっき答弁がありましたけれども、私はここへいっぱい持ってきているんで、みんなやり出したらあしたの朝までかかってしまいますからもうこれぐらいで終わりますけれども、これは大東亜戦争完遂のためのとは違いますけれども、新しい憲法に照らしてみれば法律の形式としても、それから内容としても、国家に功績があった者というふうなものはやっぱり新憲法にふさわしいものに改めていく
その半分は大東亜戦争完遂のための公債で支給され、そのまた半分は強制貯金で貯金をさせられた。戦争が済んで、貯金の封鎖が解除になったときには、インフレで問題にならないことになってしまった。大東亜戦争の公債はだめになりますし、封鎖貯金によって貨幣価値は暴落いたしまして、事実上その関係農民は全く生きていくことのできないような事態になったことがあるのです。
海軍の気合薬とは、大東亜戦争完遂、精神鍛錬と書いてある大きな角のある棒でありまして、この棒で腰を殴打することであります。彼が私に対する気合薬というものは、それはそれは筆にも口にも書き表わすことができぬ殴打でありました。健康体のときでもなかなか悲痛きわまるものでございますのに、ましてや患者の身の私には殺されたがましかと思うくらいでございました。