1963-02-05 第43回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
たとえば三十五条援用撤回が、これは対英交渉でしたが、センシティブ・アイテムやセーフガードをそのまま存置して、これと引きかえで援用撤回が行なわれたということはナンセンスです。こういうことを少しかみしめてみる必要があるのではないか。
たとえば三十五条援用撤回が、これは対英交渉でしたが、センシティブ・アイテムやセーフガードをそのまま存置して、これと引きかえで援用撤回が行なわれたということはナンセンスです。こういうことを少しかみしめてみる必要があるのではないか。
昨年十一月、英国との間に調印をみました通商航海条約は、英国のガット第三十五条援用撤回をも含む画期的なものでありまして、日英の通商関係に安定した基礎を提供し、その進展に寄与するばかりでなく、わが国と西欧との通商関係の将来にも明るい影響をもたらすものであると信じます。
昨年十一月英国との間に調印を見ました通商航海条約は、英国のガット第三十五条援用撤回をも含む画期的なものでありまして、日英の通商関係に安定した基礎を提供し、その進展に寄与するばかりでなく、わが国と西欧との通商関係の将来にも明るい影響をもたらすものであると信じます。
さらに、この際、特に総理にお伺いしておきたいことは、総理の訪欧並びに日米貿易経済委員会の結果、ガット三十五条援用撤回、OECD加入促進、ガットの関税一括引き下げ協定参加、自由化の促進等、一連の成果を誇張しておられるのでありますが、体質の虚弱なわが国の中小企業者は、これがためによってきたる影響を非常に心配をして、深刻なる不安感に襲われておるのであります。
○国務大臣(大平正芳君) 総理大臣のお気持の中に入りますので、私はよくわかりませんですけれども、問題は、私どもは、ちょうど池田さんも米国とカナダを回りましたし、東南アジア四カ国もおたずねいただいたし、あるいは今EEC等を中心にして台頭期にあるヨーロッパを見ていただくし、同時に、御承知の三十五条援用撤回問題とか、日本に対する輸入制限問題などで一番腰の重いヨーロッパ諸国をおたずねいただいて事態の好転に寄与
私どもの目標は、ともかく三十五条援用撤回ということ、撤回させて、全部をガット関係に持ち込んで、そこで公正に処理して参る、と同時に、日本の方におきましても、近代化が進みまして、今問題になっておりまする二重構造の解消というようなこともほこを進めまして、それと相待ってできるだけ早く完全な国際貿易における自由を回復いたしたいという念願で努力いたしておるわけでございます。
このような順調な発展は、両国間の貿易が相互補完的である上に、協定発効以来の両国政府及び関係者の努力と協調が実ったものでありまして、ニュー・ジーランド側に実績を通じて日本品に対する危惧は根拠のないものであることを理解させることとなり、その結果として対日ガット第三十五条援用撤回の決意を促したものであります。
そういう無差別の待遇を確保する、EECの市場に日本の商品が自由に入っていくということを確保するための具体的な問題の一つとしましては、三十五条援用撤回ということ、現にEECの中で対日三十五条援用をしておる国に対して撤回を要求するという問題があるわけでございます。その具体的な国としましては、フランス、それからベネルックス三国、これが三十五条援用をしておるわけでございます。
これに関しましては、一昨年でございますが、向こうと通商協定をつくりまして、実質的には日本とベネルックス間に最恵国待遇をお互いに与えるということをきめたわけでございますが、その際にも、先方といたしましては、まだ三十五条援用撤回ということには踏み切れなかったわけでございます。
なお、ニュージーランドは、三月十九日付で対日ガット第三十五条援用撤回の通告をガット事務局を通じて行ないました。 この議定書は、現行協定中のいわゆるセーフーガード規定を削除し、これにかわりガットの優先規定を新たに挿入することを内容とするものでありまして、ニュージーランドの対日ガット第三十五条援用撤回に対応してすみやかにこの議定書を成立させることといたしたい次第であります。
なお、ニュー・ジーランドは、三 月十九日付けで対日ガット第三十五 条援用撤回の通告をガット事務局を 通じて行ないました。
したがって、その前にぜひイギリスに三十五条援用撤回を求めるという気持で、昨年からいろいろ交渉しておりましたわけでございます。
○稻益政府委員 今回の総会では、一応三十五条援用撤回問題につきましては、各国で構成いたします作業部会を設置するということが総会で決定になりました。これからあるいは秋ぐらいになろうかと思うのでありますが、作業部会でいろいろ具体的に検討が進められるということになっております。
私どもといたしましてはできるだけ実情をよく訴えまして、そういう一般的な問題ではないのだ、従ってわが貿易の秩序ある輸出の伸張ということをやることによって、三十五条援用撤回に何ら支障ないではないかということを強く要請しております。
現在開会中の総会におきましても、近く三十五条援用撤回についての関係国の作業部会の設置が決議される予定になっております。そういった作業部会が設置されますと、その部会での活動を通じて、これの撤回の方向にさらに進んでいけるのではないか、かように考えております。
それから、今後三十五条援用撤回の交渉をいたします際におきましても、双方においてこの協定の結果として何ら行動の自由をそこなわれることはないんだということをきめておりまして、これは、日本とベルックス三国とがいまだに、先方のガット三十五条援用の結果といたしまして、ガット関係にありませんので、この協定とガット間の関係をきめたものでありまして、この種の規定の先例といたしましては、四年ほど前に締結いたしました日本
政府は、わが国に対しガット第三十五条を援用しておりまする諸国につきまして、貿易関係の正常化のため、同条援用撤回の交渉を行なうとともに、他方、相手国の事情に応じ、通商条約の締結交渉を行ないつつありますが、そのうち、オランダ、ベルギー及びルクセンブルグに対しまして、昨年五月から通商協定締結に関する交渉を行ないました結果、交渉妥結を見まして、十月八日、東京でこの協定に署名調印を了しました。
御承知のように、わが国は、欧州諸国との間の貿易の拡大に努力し、特にわが国に対しガット第三十五条を援用しております諸国につきましては、貿易関係の正常化と安定化のため、同条援用撤回の交渉を行ならかたわら、相手国の事情に応じ通商航海条約ないし通商協定の締結交渉を行ないつつありますが、ベネルックス三国、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグに対しましても昨年五月二十三日から通商協定締結に関する交渉を東京において
御承知のように、わが国は、欧州諸国との間の貿易の拡大に努力し、特にわが国に対しガット第三十五条を援用しております諸国につきましては、貿易関係の正常化と安定化のため、同条援用撤回の交渉を行なうかたわら、相手国の事情に応じ通商航海条約ないし通商協定の締結交渉を行ないつつありますが、ベネルックス三国(オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ)に対しましても、昨年五月二十三日から通商協定締結に関する交渉を東京において
また、オーストラリアとの通商協定も、過去三年間の実績はきわめて満足すべきものであったのでありますが、さらにこれを改定いたしまして、でき得れば同国のガット三十五条援用撤回が実現するような方向で、目下、同国政府と交渉中であります。
また、オーストラリアとの通商協定も、過去三カ年の実績はきわめて満足すべきものがあったのでありますが、さらにこれを改定して、でき得れば同国がガット三十五条援用撤回をいたしまするよう、その方向で目下同国政府と交渉中でございます。