2002-03-28 第154回国会 参議院 法務委員会 第5号
○最高裁判所長官代理者(金築誠志君) 村木判事の事件は、現職の判事が犯罪を犯したと、しかも、現に刑事事件を担当し、少年事件を担当した経験もあって、その違法性を熟知していた裁判官が買春行為を行ったと、これは罷免判決の中にございます指摘でございますが、というものでございまして、国民の司法に対する信頼を大きく傷付けた極めて遺憾な事案であったと申し上げざるを得ないわけでございます。
○最高裁判所長官代理者(金築誠志君) 村木判事の事件は、現職の判事が犯罪を犯したと、しかも、現に刑事事件を担当し、少年事件を担当した経験もあって、その違法性を熟知していた裁判官が買春行為を行ったと、これは罷免判決の中にございます指摘でございますが、というものでございまして、国民の司法に対する信頼を大きく傷付けた極めて遺憾な事案であったと申し上げざるを得ないわけでございます。
この事件は、福岡の事件と村木判事の問題は、それぞれ性格が異なるところがあると思いまして、なかなか共通の問題点をとらえるということも難しい点がございますけれども、裁判官の自覚、倫理という面では共通性があろうと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 村木判事の件は、最初に報道でそのことを知りましたとき、まことに信じがたいと思いましたし、事実とすれば本当に恥ずかしい、言語道断だというふうに思ったわけでございます。
二十四日に、東京高裁の事務局長が村木判事に対する事情聴取を行いまして、翌二十五日、東京高裁長官は最高裁に対しまして裁判官弾劾法十五条二項に基づく報告を行いました。二十八日には、最高裁におきまして臨時の裁判官会議が開かれまして、最高裁は村木判事を国会の裁判官訴追委員会に訴追を請求するということを決定いたしました。
私は、村木判事の件は許されざる問題ではあろうかと思いますけれども、このような事件が起きるというのも、もともとはこういう出会い系サイトなるものがある、そういうことに私は端を発しているのではないかなというふうに考えるわけでございます。 いわゆる迷惑メールといいますか、私もiモードを持っておりますけれども、このメールに一日三回も四回もかかってくるんですね。
現在の状況でございますが、現時点におきましては、報道によって承知しているという点は別といたしますと、裁判所が直接確認しておる事実関係は、村木判事が児童買春行為によって逮捕、勾留されたという事実にとどまりまして、それ以上の具体的な事実関係については裁判所の方で資料を入手できておりません。
御承知のように、新聞等でもって東京高裁の村木判事が携帯電話のそうしたサービスを利用して知り合った少女に対して幼児買春をしたということが報道され、また逮捕されたと報ぜられておりますけれども、そこでまず、村木判事による児童買春の概要というものを法務当局としてどういうふうな経過になっているのか、お教え願いたいと思います。