1985-04-23 第102回国会 参議院 内閣委員会 第10号
したがいまして、とりあえず外務省としてやっておりますことは、杉江事件も契機になったわけでございますが、家族に対する補償を高めるべく、昭和五十年度には外務省でいわゆる団体定期保険というのをつくっておりまして、ちなみに杉江書記官夫妻はその適用を受けております。
したがいまして、とりあえず外務省としてやっておりますことは、杉江事件も契機になったわけでございますが、家族に対する補償を高めるべく、昭和五十年度には外務省でいわゆる団体定期保険というのをつくっておりまして、ちなみに杉江書記官夫妻はその適用を受けております。
一つは、先ほどちょっと杉江事件について申し上げましたような公務による死亡事故等における補償に当たっては五〇%増しの特別補償という制度がいまから三、四年ほど前に導入されたのもその努力の一つでございます。
杉江事件について申しますと、奥様も亡くなった。その奥様の御両親の心痛は察するに余りありまして、私どもといたしましては、当時の外務省の出先、本省におけるこれに対するできるだけの努力というものは最善を尽くしたと私は信じておりますけれども、御両親のお気持ちからすると物足りないことがあったとおっしゃるお気持ちはお気持ちとして承らなければならないと心がけております。
○政府委員(柳谷謙介君) 杉江事件について申し上げますと、御夫婦が一緒に凶悪な犯罪の対象になって犠牲になられたということで、その限りにおいては、御本人、夫人ともに同じような尊い犠牲であったということはまことにそのとおりでございまして、外務省といたしましてもこれに対してどのような措置がとれるかということを人事院当局その他と再々協議したわけでございますけれども、現在の制度のもとにおきましては、結局、夫人