1955-07-30 第22回国会 参議院 内閣委員会 第38号
私の聞きましたのは、政府側で御答弁になった最後の点で、侵略的な武器は持たないけれども、しかし自衛上必要とあれば国際情勢を見て考慮をすると、こういう御答弁がありましたので、それには自衛上必要と認め、国際情勢から見てこれも必要と認めて持ち得る新型兵器の中には原子破壊力を持つようなものも含むのですか、ということを申し上げたところが、杉原国務大臣からその通りであります、という御答弁があったのであります。
私の聞きましたのは、政府側で御答弁になった最後の点で、侵略的な武器は持たないけれども、しかし自衛上必要とあれば国際情勢を見て考慮をすると、こういう御答弁がありましたので、それには自衛上必要と認め、国際情勢から見てこれも必要と認めて持ち得る新型兵器の中には原子破壊力を持つようなものも含むのですか、ということを申し上げたところが、杉原国務大臣からその通りであります、という御答弁があったのであります。
本案に関し、内閣総理大臣及び杉原国務大臣に対し、総括質問を行いたいと存じます。通告順によりまして発言を許します。木下源吾君。
○杉原国務大臣 現在のところは考えておりませんです。
○大池事務総長 それではただいま御決定を願いました杉原国務大臣に対する不信任決議案、これは先決的な問題でありますから、一番最初に、日程に入る前にこれをお願いいたしまして、ただいま御決定の通り趣旨弁明と反対、賛成の討論があって採決。採決は普通記名投票でございますから、これも記名投票ということでお願いをいたします。
すなわち、八百板正君外十一名提出、杉原国務大臣不信任決議案は、提出者の要求の通り委員会の審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
————◇————— 杉原国務大臣不信任決議案(八百板正君外十一名提出)(委員会審査省略要求事件)
第二点は国防会議法案審議の際におきまして、政府原案の中には民間人を入れるということが決定しており、その原案を審議の途中におきまして、民自両党で相談中であると伝えられる民間人を削除をした修正案に同調するかのごとき態度をもって臨み、そのために昨日の委員会においては委員長の決定により、その杉原国務大臣の答弁の大半を議事録より削除するという失態を演じておるのであります。
○杉原国務大臣 ━━━━━━━━━━━━━━━━━
○杉原国務大臣 ━━━━━━━━━━━━━━━━━
○杉原国務大臣 ━━━━━━━━━━━━━━━━━
○杉原国務大臣 先ほど江崎委員のおっしゃいました通りに、大韓国側で日ソ交渉等に関連して、いかにも日本がいわゆる共産圏の方に近づく、こういうことは非常な誤解に基くものだと思いますので、その誤解を解くことが、非常に大事な重要なことだと思います。それから韓国側が日本に対して従来われわれの希望しないところの結果を生じておることは非常に遺憾に思います。
○杉原国務大臣 お答え申し上げます。はっきりと九州方面がすぐそうだということは、まだ断言を申し上げるだけの基礎を持っておりません。しかしやはり九州方面からの撤退ということも考慮に入れておる次第でございます。
○杉原国務大臣 それは断言できます。
○杉原国務大臣 これはないのでございます。それは私明白に申し上げますが、そういうのは全然ございませんでした。しかし今後アメリカ側としても日本に対する援助の関係等もございますから、そういう点等から見まして今研究をしておるものと私は承知いたしております。
○杉原国務大臣 結局いわゆる仮想敵国というものをどう見ておるかということの問題でございますが、この点につきましては、今日までたびたび申し上げ、先ほどからも申し上げておる通りのところで一つ御了承を願いたいと出思います。
○杉原国務大臣 御意見ではございますが、ある国を一つの仮想敵国と見て、そうしてその特定国はこうだというふうには、やはり私申し上げかねるのであります。
○杉原国務大臣 お答え申し上げます。海上自衛隊、航空自衛隊につきまして、今後相当の整備は必要だと思っておりますが、その目標として、アメリカの海空部隊というようなことは全然考えておりません。これはとうてい不可能でもありますし、またそういうことは考えておりません。
○杉原国務大臣 それは結局におきましては、まず政府が責任を持ってそれを判断し、それをさらに国会に提案いたしまして、最終的には国会の判断によってきめるよりほかいたし方ないと存じます。
○杉原国務大臣 日本はその意志はございません。
○杉原国務大臣 管区隊に変えるということは考えておりません。
○杉原国務大臣 違反とは、この何で考えておりません。
○杉原国務大臣 私からその点申し上げます。
○杉原国務大臣 そうです。
この際杉原国務大臣より発言を求められております。これを許します。杉原国務大臣。
○杉原国務大臣 まだそれのここで責任を持って申し上げるまでのものを実のところきめ得ない次第でございます。その点御了承願いたいと思います。
○杉原国務大臣 これは一部と考えております。
○杉原国務大臣 それはございません。
○杉原国務大臣 海上保安庁で……。
○杉原国務大臣 防衛の整備につきましては、一定計画のもとに国力に応じて自衛力の漸増を行い、逐次米駐留軍、特に地上軍の撤退を可能ならしむるようにすることを適当と考えております。従って経済力との関係上経済六カ年計画に見合った防衛計画を樹立することがよいと考えて参った次第でございます。
○杉原国務大臣 私その点はちょっとお答え申しかねます。