1996-05-16 第136回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
これは本道漁船が失った漁具だけの金額でございまして、本道周辺海域のスケトウダラを中心とした魚族資源が近年、年ごとに減退している実態から見ますと、逸失利益ははかり知れないものと考えられ、韓国のためになぜ私どもがこんなに痛めつけられなければならないかと悲痛の念でいっぱいでございます。
これは本道漁船が失った漁具だけの金額でございまして、本道周辺海域のスケトウダラを中心とした魚族資源が近年、年ごとに減退している実態から見ますと、逸失利益ははかり知れないものと考えられ、韓国のためになぜ私どもがこんなに痛めつけられなければならないかと悲痛の念でいっぱいでございます。
しかしながら、近年の国際的な漁業規制強化に伴い、北洋サケ・マス漁業を初めに遠洋、沖合漁業は極めて厳しい環境下に置かれており、本道周辺海域の有効利用が今後の重要な課題となっています。このため、周辺海域の特性を踏まえ、資源と漁場に見合う効率的な生産管理体制を築くとともに、水産物の高付加価値の優位性を最大限に発揮させる取り組みが進められています。
その第二は、本道周辺海域がソ連と接している関係上、依然としてあとを断たないソ連による漁船の拿捕事件をかかえており、さらにまた、日ソ漁業条約に基づくサケ・マス漁業等の取り締まりの問題を持っているということであります。 したがって、当管区内において発生する海難は、その九〇%が漁船であり、全国漁船海難の約三割を占めている実情であります。