1978-03-10 第84回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
○薮仲委員 私も、その関係の業界の方何人かとお会いした中では、やはり船主の、先ほどと同じような形での融資の問題、金利負担の問題等が非常に問題になりますと、特に金融筋の本船担保の問題等も出てまいりまして、現実は確かにそのようなサイクルになっていらっしゃるようですが、いざやるかとなりますと、こういう事態ではちゅうちょしておりますというのが現状でございますので、そういう点は具体的な課題として業界でもお取り
○薮仲委員 私も、その関係の業界の方何人かとお会いした中では、やはり船主の、先ほどと同じような形での融資の問題、金利負担の問題等が非常に問題になりますと、特に金融筋の本船担保の問題等も出てまいりまして、現実は確かにそのようなサイクルになっていらっしゃるようですが、いざやるかとなりますと、こういう事態ではちゅうちょしておりますというのが現状でございますので、そういう点は具体的な課題として業界でもお取り
今、延べ払い条件の質問がありましたが、延べ払い条件もありますが、一番の問題は本船担保のとり方ですね。昨年の暮れに、今まで本船担保五〇%だったのが六〇%まで緩和された。これは外国から注文をとります場合に、外国でもなかなか担保不足という場合が多いのです。これを国内船の計画造船の場合と同じように、本船担保を八〇%までにしたらどうかという要望が非常に強いと聞いております。
○内海(清)分科員 さらにそれにつけ加えまして重要な問題は、いわゆる本船担保の問題だと思う。わが国におきましては、本船担保の算定率は若干先般来改善されたようでありますけれども、まだ六〇%という程度であります。ところが西欧の造船国におきましては、今日船価の八〇%以上の延べ払い船を本船担保のみで受注しておるというこの状況であります。
○朝田政府委員 申し上げました七割というのは、大体本船担保を提供いたしましたときに、担保価値を七割としか踏まないのであります。踏まないというのが、大体の今のケースでは多いのであります。普通の場合、そういうようなやり方をしておるわけであります。従って増し担保を要求する金融機関もあるわけです。これは普通の金融の状態を申し上げたのであります。
○朝田政府委員 普通の市中金融機関でやっております多い例を申し上げますと、本船担保を提供いたしました場合には大体七割くらいが限度であろうと思います。
私たちはそのようなことがあってはならないというので、外航船舶建造融資利子補給及び損失補償法で損失補償を政府がすることになっておるのであります本船担保はもちろんでありまするが、増し担保も入れておる。政府がその上に損失補償までしておるのでありますから、おそらく開銀その他が迷惑を見ることはないと思うのであります。
今まで検討いたして参りました本船担保以外に、二割の増し担保を入れているということでやって参りましたが、各船会社とも担保力はなくなっております。このようなときにいろいろと計画をせられましても、それが実際にはでき得ないというようなことに相なってはならないと思うのでありますが、これから先の外航船舶の建造についてどのような計画を持っておられるのか。何年間にどれだけを建造しようとしておられるのか。
担保については従来開銀が本船担保のほかに二割の増担保を取つておりましたが、この担保を外してもいい。そうしていわゆる市中に優先担保として与えるというふうな措置を講じてもいいということを言つておりますが、今申上げましたように資金量の関係で最近では渋つておるのでありますが、大臣も逐次各方面の主要銀行主脳者と会談をいたしまして、この点について懇談いたしております。
それには開銀の二十九年度の船に貸し付けるのを本船担保だけにしてもらう。そしてそこに余力のできたものを、一般の方にまわしてもらうということが一つの点でございます。この点は担保力が少し増すのだということで銀行の諸君もこれはのめるが、これよりほかに何も加えるものがないという批評が新聞等に出ておるようであります。
それで、今どうするかと申しますと、開銀の担保は今本船担保のほかに増担保をとつておる。これが前からの問題でありまして、開銀が本船担保だけでやつてくれれば、そこに大分担保力ができて来る。これを市中の担保力の方にまわしてくれぬかということが、前から出ておるのであります。開銀の方としましては、なかなかそうは行かないというので、これはもう去年からいろいろデイスカツスし合つておる問題であります。
○甘利政府委員 抜本的な方法は、おそらくないと思いますが、担保力の不足を補う方法としては、さしあたつて十次船については、従来本船担保を八割とり、そのほかの三割について増し担保をとつておつたわけでありますが、この増し担保のいろいろな見方等についてある程度の緩和はできるのじやないか。こういう緩和措置をとりましても、おそらく知れたものだろうと思います。