1973-09-13 第71回国会 参議院 商工委員会 第25号
明らかに本店員五万六千人に対して、売り上げ仕入れ人員と手伝い店員を加えた者との対比をするなら、もうフィフティー・フィフティーの状態だ。これは大阪においてもそうです。だからわれわれが知らずに百貨店に入っていくわけだけど、百貨店に入っていったって、半分はその百貨店の店員じゃない、こういう状況の中で営業をしておるわけです。
明らかに本店員五万六千人に対して、売り上げ仕入れ人員と手伝い店員を加えた者との対比をするなら、もうフィフティー・フィフティーの状態だ。これは大阪においてもそうです。だからわれわれが知らずに百貨店に入っていくわけだけど、百貨店に入っていったって、半分はその百貨店の店員じゃない、こういう状況の中で営業をしておるわけです。
これは私、公正取引委員会から資料をいただきまして、四十八年一月現在で、人員別だけど、A店においては本店員と売り上げ仕入れ店員、手伝い店員の比率など比較してみると、もう本店員というのは半数だというようなことになってしまうわけですね。これはほんとうの小売り業という商習慣ではない、もうこうなってくると。
特に同じ店舗の中における手伝い店員と本店員との持つあらゆる格差、そのことによって発生する職場内の空気、こういうものがもたらす消費者に対する不利益というものは非常に大きなものがあろうと思うのです。今日そのことは特殊指定を行なって指導しているにもかかわらずなお減少していないということについては、公取としては一大奮起をひとつ私は要望したいと思います。
われわれといたしましては、こういうところに労働問題があるということを、労働省の方にも通じまして、そういう問題があるかということを労働省の方で気づかれたような事情でございまして、今後とも労働省の方と密接に連絡をとりまして、手伝い店員をなくすと申しましても、すべて失業というふちに追いやるということは好ましいことではございませんので、これを本店員に切りかえるなり、あるいは問屋側で引き取るなり、あるいは他の
○田中(武)小委員 今委員長が言われたように、私は手伝い店員を、本店員といいますか、そこの百貨店の従業員にする、こういうようなことが望ましいと思います。百貨店は、それらの人が必要だから自分のところで金を出さずに使っておった。