2002-03-20 第154回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
○大渕絹子君 沖縄側とも十分に審議をさせていただいたということですから、あえて言うことはないわけですけれども、本土並み復帰と言われて久しいわけですけれども、沖縄県は非常に本土並みではなくまだ格差のある状況に置かれていると思いますので、慎重に取り扱っていただかなければならないというふうに思いますけれども。
○大渕絹子君 沖縄側とも十分に審議をさせていただいたということですから、あえて言うことはないわけですけれども、本土並み復帰と言われて久しいわけですけれども、沖縄県は非常に本土並みではなくまだ格差のある状況に置かれていると思いますので、慎重に取り扱っていただかなければならないというふうに思いますけれども。
私どもも、本土並み復帰ということで一生懸命努力をいたしましたけれども、本土並み復帰といっても、復帰後も決して本土並みではなかったと思います。そのことを私たちは歴史の事実としてやはり考えなければいけないだろう、こう思っています。 今、過日の少女暴行事件を契機といたしまして、沖縄問題は我が国最大の政治的課題としてクローズアップされておる、こう認識をしなければいけないと思います。
また、本土並み復帰とは言われながら実際はそういうことではなかったということも、これまた大きな問題点を抱えていると思いますし、また本土の復帰に比較いたしましておくれること二十年でございます。昭和四十七年の五月十五日でありますからちょうど二十年間おくれたと、こういうことでありますから、このハンディキャップも十分私どもは考えなきゃいけない。
本土復帰の委員会をやったわけですが、その間約二十年たちましたわけですが、そのときの文句というのは、率直に言いますと本土並み復帰。沖縄県民の所得を本土の平均と同じようにするというのがうたい文句でしたが、ちょうどそのときの沖縄の所得は本土の六〇%であって、約二十年たっても七二%にしか伸びておりません。まだ本土並みには約二八%残っておるわけで、これは基地です。
本土復帰をしまして、実はそのときの約束が本土並み復帰だったわけです、今よく覚えていますが。その後、約二十年たちまして、調べてみますと、当時は日本の本土の平均の約六〇%が沖縄県民の所得だったわけですが、その後二十年たちまして今七二%です。しかも、これは特殊事情がございまして、基地の問題があります。
ちょうど二十数年前に沖縄復帰の三法、沖縄開発庁設置のときの特別委員をしておったということで、それから二十数年ぶりに視察しまして、それで各地を回ったり各界の人に聞きましたが、余りにも本土並み復帰がおくれておるので意外に感じて帰ったということでございます。
この十年間は十年間なりに私は本土並み復帰、本土並みというところに一つの着眼点、目的を置いてやってきた。その政策の中で、人口は目的であった百万を超した。また、道路の整備等もある程度できたけれども、まだ交通機関の整備はできていない。産業の面でも、一次産業の農業がパインとそれからサトウキビというような特定の業種にかかっている。二次産業は建設業、製造業がなかなかふるわない。
演習は野放し同然、ここにいわゆる本土並み復帰なるものの欺瞞性が明々白々とあらわれているというふうに言わなきゃなりません。この五・一五メモのうち、最低限キャンプ・ハンセンについての全文を公表していただきたいと思います。どうですか。
第一点は、沖繩の置かれておる特殊事情は、すべて戦争の犠牲、国の責任と、こういう立場から本土並み復帰という大前提があります、沖繩返還には。そういう立場から特別措置法等が生まれたわけでありますので、どうかそのハンディは一日も早く完全解決をしてもらうように強い要望にこたえていただきたい。これは重ねて申し入れておきます。
これが本土並み復帰ということでいまから五年前に実現をし、それから五年という年月が経過をいたしたわけであります。ところが、現在依然として占領当時あるいは戦争当時そのままの姿で居残っておる問題が数限りなくございます。
そういう人たちの語る言葉と、沖繩の県民の皆さん方の語る言葉には、私は本土並み復帰と、こう政府が公表されてまいりました事実とずいぶんの違いがあるなと、沖繩の人に、小指を切り捨てて、その痛みを沖繩の人たちだけに背負わせて、そして本土の人たちがのうのうとしておる、そういう胸のうずくような痛みを私自身が感じたから、そういう質問をいたしたところでございます。
在日米軍の配置の現況をただいまお答えをいただきましたが、先ほどの本土並み復帰ということに関連をして、いまパーセンテージがお聞かせいただけなかったわけでありますが、いわゆる在日米軍のどれだけが沖繩の基地に駐留をされておりますのか、そして、この在韓米軍の地上軍の撤退ということが、今後沖繩の基地の強化、こういうことにどういう変化をもたらすものか、その見通しについて防衛庁長官として、今後のそういう推移を含めてひとつお
また沖繩の本土並み復帰ということに伴いまして、従来米軍が自由に使っておりました沖繩の基地につきまして、いろいろな問題が発生いたしているということも承知いたしております。
こういうような状態の中で、はたして本土並み復帰とはいうものの、そこへさらにいろいろな金が入ってくる、あるいは出ていくということになりますと、私は、経験的に、沖繩の一般住民というものは、その上に物価の騰貴が加わってぐるわけですね。そういたしますと、こうした面でも、ほんとうに踏んだりけったり——あたたかく迎えるというような、そういうものはどうも考えられない。
○中村利次君 これはどうも、県営にしたらどうかという議論もあったという御答弁であったわけですけれども、県営にするということになりますと、沖繩が本土並み復帰をするんだというたてまえが——本土の電気事業とはまるきり違うんですよね。
戦争に引き続き、二十数年にわたり外国の施政権下にあって塗炭の苦しみをなめてきた沖繩の県民に対しては、手厚い助成を行なって、その労苦に報いなければならないのでありまして、本土並み復帰のために、沖繩の振興開発についてのこれらの特別な優遇措置は、当然過ぎるほど当然なことと考えます。 第四の、いわゆる公用地法案は、野党の諸君の最も強く反対するところでありました。
この差は、これは本土並み復帰というにしては不公平じゃないか。というのは、沖繩でかなりこれを問題にしている人たちが多いわけですね。ですから、これは個人個人で、もちろんケース・バイ・ケースとか、調査とかいろいろ実情は違いますが、それにしても全体的に見て、この不公平、差というものは否定できないと思うんですよ。この差をどういうふうにして埋めるおつもりなのか、それがお聞きしたいんですがね、外務大臣。
このように、政府の沖繩経済に対する考え方は根本的に誤りをおかしており、本土並み復帰を願っている沖繩の心をここでもまた傷つけようとしているのであります。政府は、沖繩の基地経済を転換して正常な経済構造と経済体質にいかにして改善しようとしているのか、あるいは、いままでの基地経済に固執するつもりなのか、今後の沖繩経済のビジョンと方途について総理の所見を伺いたいのであります。
真に沖繩県民の心を心とし、核抜き本土並み復帰を願う者は、必ずこの決議案を支持し、賛成すべきものであると私は考えます。(拍手) 以上申し上げました理由によって、本決議案に対し、全面的な賛意を表明して、私の討論といたします。(拍手)
いわゆる本土並み復帰ということは、今日まで核の問題を主にして論議をされてまいりましたけれども、私は人権の問題、基本的な人権の問題、そういう点についても、いわゆる本土並みとは、日本の本土法制のもとに、憲法を頂点とした本土法制のもとに復帰をする、こういうことがいわゆる本土並み返還だと思う。
いずれにいたしましても、私の基本は、いろいろ準備段階でございますが、本土並み復帰、少なくとも潜在主権はございましたけれども主権の回復、そして御苦労でございましたということで、抱いて手を差し伸べて、特異な状況下に呻吟いたしました沖繩県民に、日本のいい政治、いい行政というものを進めていくということが、われわれの大きな役目であろうかというように考えますので、行政の分野だけでなく、政治的な配慮に基づくそれらの
復帰大綱というものを現在作業中で、各省の了解をいまとりつつありますが、これを沖繩復帰の閣僚協議会にかけまして、おおむねめどは今月末ないし来月の初めぐらいのところに、まだ閣議の了解をとるところまでいっておりませんけれども、そのようなスケジュールに一応合わせまして、できればそれを踏まえて日米協議委員会という場で相互了解というものを取りつけて、具体的な前進とアウトラインを示して、現地の方々にまず少なくとも本土並み復帰