1997-03-25 第140回国会 参議院 予算委員会 第15号
そして、実際に弾薬の支給、使用、保管の際にはこの弾薬カタログと実際の弾薬を照らし合わせるわけでございますが、カタログの作成過程での誤りによりまして劣化ウランを含みます本件徹甲焼夷弾について配付、支給制限に係る表示が欠落していたということでございました。
そして、実際に弾薬の支給、使用、保管の際にはこの弾薬カタログと実際の弾薬を照らし合わせるわけでございますが、カタログの作成過程での誤りによりまして劣化ウランを含みます本件徹甲焼夷弾について配付、支給制限に係る表示が欠落していたということでございました。
○政府委員(折田正樹君) 御質問の第一点でございますが、カタログに、本件徹甲焼夷弾につきましては支給制限があるということを示すマークが付されるとともに、平時、訓練において使用はできないということが記載されたという説明を受けております。 それから、第二の通報体制の点でございます。
○政府委員(折田正樹君) この誤使用の発見の後、海兵隊の航空副参謀長が、本件徹甲焼夷弾の使用は戦闘作戦行動におけるものに限られるということを指令するメッセージを海兵隊を含みます海軍全体に配付し、それから海軍武器センターは、本件徹甲焼夷弾の平時における使用及び訓練における使用を禁止するメッセージを海軍内に配付するとともに、また弾丸カタログにつきましては、これについては支給制限があることを示すマークを付
この報告を海兵隊本部の方で見ていた海兵隊の航空機兵器担当者がこの報告のいろいろな説明を見まして、そこにこの本件徹甲焼夷弾というものの識別コードが書いてあった。それを見て、この兵器担当者はまさにそういうことについての専門家でもあったということで、これは本来訓練に使ってはいけない劣化ウラン含有弾薬ではないかということで、妥当性に疑問を提起した。そこで調査が行われた。
また、そのカタログにおきましては、本件徹甲焼夷弾につきまして支給制限があるということを示すマークがつけられたということ、それからさらに、いわゆるピースタイム、平時、訓練といったことには使用してはいけないということが明記されたという説明を私どもは米側の担当者より聞いておる次第でございます。
そういう意味では、本件徹甲焼夷弾、今お話ありましたように、我が国の訓練場において使用するということは、アメリカ自身がみずから禁止をしているわけでございますけれども、やはり我が国に対する脅威が生ずる、あるいは緊急事態が発生したというときに備えておくということが必要だというところについては、御理解を賜りたいというふうに思います。
他方、本件徹甲焼夷弾を含めまして米軍の保有するそのほかの弾薬につきましても、これは米軍の規則に基づきまして、所定の基準を満たした特定の弾薬庫において、当該施設・区域及びその周辺地域の安全に万全の配慮を払いつつ厳重な管理を遵守しておるというふうに聞いております。また、弾薬の出入庫等についても、その都度記録をし、いかなる弾薬がいつ使われたということも正確に把握をしておるというふうに聞いております。
本件徹甲焼夷弾、劣化ウランを含有する徹甲焼夷弾については、これは米側の規則によりまして我が国の訓練場において使用しないということであったわけでございますが、今回はまことに遺憾なことに使われてしまったということでございます。