1960-03-10 第34回国会 参議院 予算委員会 第12号
むしろ中央集権的になり、中二階をつけたりというようなことはなされてきたけれども、末端行政機構というのは、麻痺状態とは言わないが、相当機能を発揮し得ない現状にあると思うのですが、行管長官並びにそれぞれの所管大臣のこれらに対する御所見を承りたいと思います。
むしろ中央集権的になり、中二階をつけたりというようなことはなされてきたけれども、末端行政機構というのは、麻痺状態とは言わないが、相当機能を発揮し得ない現状にあると思うのですが、行管長官並びにそれぞれの所管大臣のこれらに対する御所見を承りたいと思います。
あなたの末端行政機構であるところの食糧事務所が、積極的に告発の手続をとつた。これはよそがとられたならば別問題です。その真偽を確かめなきやならぬという余地もあると思うが、あなたの下部の行政機関がとつた処置に対してまだ不信なのですか、信用するに足らないのですか。もしもそういう事実がありますならば、食管法に基いて当然処置が中央で考えられなければならぬはずなんです。
しかしややもすると、地方の末端に行きますと、法の精神を正解せずして、いわゆる曲解といいますか、どうも労働問題にも立ち入る弊なきにしもあらずで、この点は私はよほど気にかかるのですが、これに対して政府は末端行政機構の吏員に対して、どういうような処置をとられるつもりであるか、また現にいかにとられつつあるか。また将来はかようにするという御方針があるならば、この際明確に示していただきたい。
政府の威令と申しますか、政府の施策がもし末端行政機構にまで完全に行きわたらない、完全にこれらの遂行ができないといたしますならば、日本の政治行政はただちに混乱に陥るでございましよう。日本の現在において、この地方行政と、さらに日本の政治運営がもし混乱に陷るような事態がございますならば、あげてその責任は民自党の内閣が背負うべきであるということを私はここではつきり申し上げる。