補正予算におきましては、急激な公需の落ち込みを回避し、あるいは、原油価格の上昇それから世界経済の不透明感の増大等の景気の下押し要因に備えるとともに、未来型社会において、今御指摘ございましたように、特に重要と考えられます四つの分野に重点的に配分をしていきたいという意味で、IT革命の推進、環境対応、高齢者対応、そして都市基盤整備に重点を置いたそういう補正予算を編成させていただきました。
そのように、仕事と子育てが無理なく両立できる社会環境の構築こそが未来型社会であると言えるかと思います。 最後に、少年犯罪と子育ての環境について触れたいと思います。 切れるという言葉の流行とともに、少年、少女たちが凶悪化したというイメージが一方に強まっているわけです。名古屋五千万円恐喝事件、連休中に起こりました少年たちの凶悪な犯罪などがそうでございます。
したがいまして、現在のところ、財政再建に全力を挙げるべきであって、早期の恒久減税、これを含めた税制改革の断行と、少子・高齢化社会に向けた経済、金融等の抜本的な構造改革、そして、先ほど申しました未来型社会ストック、これへの投資といういろいろな経済政策を総合してまず景気を浮揚し、その結果として財政構造改革が容易になるようにすべきであるというふうに思います。