1968-04-23 第58回国会 参議院 外務委員会 第9号
○国務大臣(三木武夫君) 私自身もこの木村大使の報告は見ておるのですが、私の見た限りの報告においては、いままでの経過の報告以上に木村大使が韓国政府にどうこうという約束をしておるようなことはございません。いままでの経過の報告だけでございます。
○国務大臣(三木武夫君) 私自身もこの木村大使の報告は見ておるのですが、私の見た限りの報告においては、いままでの経過の報告以上に木村大使が韓国政府にどうこうという約束をしておるようなことはございません。いままでの経過の報告だけでございます。
○岡田宗司君 朝鮮大学校の認可問題について、韓国側から木村大使を通じて厳重な抗議が来た。それに対して外務省から木村大使を通じて韓国側に回答を送っておる。その記事を新聞で見たわけです。多少各新聞内容違っておるんですが、どういう抗議が来て、これに対して日本側は木村大使を通じてどういう回答をしたのか、これをお聞かせ願いたいと思います。
○岡田宗司君 これはおそらく、木村大使が発表したのかどうか知りませんが、しかし、木村大使が韓国側に伝えたことを韓国側で発表したのではないか。そうすると、必ずしも木村大使が言わなかったとも言えないものがあるのじゃないかと思うのですが、それならばこれは私はたいへんなことだと思うのです。その点、あなたのほうでもって木村大使に対してどういう指令をされたのか。
そこで、木村大使なりあるいはアジア局あたりにもしかりにそういう動きがあれば、これはかなり慎重を要する問題ですが、よほど外務省としても入念な処理こそが必要ではないか、このように思っております。 それで、水産庁長官、今回関係法案をお出しになっていますね。この問題の規制が一つと、それから省令をお出しになった。例の指導員というのか、韓国の船に日本人が乗ってはならぬと。
同時に、ソウルにいる木村大使からも、これに援助を与えてほしい、こういう話があったように何かで私読んだことがあります。ただし、外務省全体の空気としてはこれは規制を加えるべきであるということで、いま特段に水産庁あたりと意見が食い違っているように聞いておりませんけれども、出先の大使とアジア局では、必ずしもそうではない、多少協力態勢にある、こういったように聞いているのですが、その辺の事情はおわかりですか。
金大使からどういうような意思表示があったのですか、あるいは木村大使に李東元外務部長官はソウルでどういうような表明をなさっておるのですか、承りたいのです。
○椎名国務大臣 私が金大使から聞いたところと、それから向こうの外務部長官から呼ばれて木村大使が聞いたところとは、一致しておるようでございます。すなわち、今回の措置は非常に遺憾である、厳重抗議する、この問題によって起こる不祥な事柄については日本の責任であるといったような、二つの条項でございます。
そういうようなところから、私たちは、特に大使という認証官である木村大使が、そのようなことを軽々に言うべきではない。もう少し平和外交に徹してもらわなければならないと思うのであります。この点については、外務大臣が調査をされて、必要によっては注意、するということでございますので、そういう立場から御留意を願っておきたいと思うのであります。
○広瀬説明員 木村大使が、赴任前に韓国人と記者会見をされた際に、いまおっしゃられたような内容のことを大体言われたということは承知しておりますが、いまおっしゃった内容がそのとおりであるかどうか、私は確認できませんが、個人的な見解としてベトナムの派兵なんかに自分として賛成であるというようなことは、個人的な見解として言われたということは、私も承知しております。
第二に、木村大使がお礼かどうか別ですよ。とにかく、釈放について交渉したことは事実ですね、それについて、どういう主張を木村大使がしたのか、外務省の訓令に基づいて主張しているに違いませんから、どういう主張をしているのか、これをはっきりさせなければ私はいかぬと思う。
木村大使は釈放交渉中数回先方と面会しております。その他館員が連日交渉しております。一貫して当方の資料に基づきまして、拿捕地点は共同水域内である、その以前にも先方の漁業水域内で操業した事実はないということを資料をもって説明しておったわけでございます。
第二点の木村大使がお礼を言ったという点につきましては、そういう報告は全然きておりません。 次の点につきましては条約局長から……。
今度の事件を見ていて一つ感ずることは、両方の外交というものは外交の経路を通して話し合うんだということは条約協定文の中にも二、三カ所は出てくるし、これが常道でありますが、木村大使が何を向こうで交渉し、どういう結果になったか、釜山の領事がどういうふうな交渉を現地においてやったかというようなことが、何かこうすなおに出てこないで、幕を通したような、水を越したような形で新聞の記事になり、それから政府側の答弁の
だから、つかまえた向こうが専管水域の中だと言うんなら、その時間と経緯度によって向こうの資料を提出すべきであるし、交渉に当たった木村大使は、それはいかなることによってそのような主張をなされるかという質問は当然もうしているはずだと思うのだが、こっちだこっちだといったような、そんな子供みたいなことは外交交渉にはならないと思うのだが、どうですか。向こうはどうでした。
これは出先でたいへん木村大使御苦労になっておるようですが、なかなか出先のことではいかぬと思う。私はこの際あなたが直接韓国に行ったらどうですか。いま飛行機では三時間もかかれば行くでしょう。そういうやはりあなたが乗り出して、朴大統領とも会ってひざ詰め談判でもやるような、そういうことはできませんか。三時間もあったら行きますよ。
○説明員(後宮虎郎君) 先方の心理解釈の問題になるわけでございますが、ただ、やはり例の統一見解の発表、それから吉田訪台、毛利政務次官の訪台、それから木村大使が今度非常に向こうでよく敬愛また信用されているということを非常に認識したのでありますが、向こうの大家が外交辞令を抜きにしてそのことを言っておりました。
それで木村大使は本件解決のために努力を惜しまない旨答えられておるというのが今日までの経過でございまして、私どもは従来も台湾政府に対しまして再三御督促申し上げておるわけでございます。しかし今後も引き続き本件の交渉に応じていただくように努力して参るつもりでございます。