1989-10-06 第116回国会 参議院 本会議 第4号
私は、自民党内にあって、故三木総理や故木村外相を初め国民に敬愛された幾多の政治家の皆さんが、我が国政治のために献身された事実を否定するものではありません。しかしながら、自民党結党以来の三十余年間に醸成された一党支配下のうみは、まさに元中曽根内閣の言う民活路線の中で一挙に噴き出したのではないでしょうか。
私は、自民党内にあって、故三木総理や故木村外相を初め国民に敬愛された幾多の政治家の皆さんが、我が国政治のために献身された事実を否定するものではありません。しかしながら、自民党結党以来の三十余年間に醸成された一党支配下のうみは、まさに元中曽根内閣の言う民活路線の中で一挙に噴き出したのではないでしょうか。
それから弁護人がつけられない、これは木村外相も太刀川氏の事件なんかについては強い不満の意思を表明したようですが、弁護人がつけられない、それから家族との面接が全然認められない、こういうような問題が実際現実にあるわけです。すでに木村外相は過去において韓国にこれに対して強く反省を求めたんです。
それは木村外相があのときに、北からの軍事的な脅威というものについては、これは韓国自体が判断することだけれども、わが国として客観的に見た場合はそういう事実はありませんと理解していると、こういうような答弁。ということは、そういう軍事的力による緊張状態は続いておりませんのですと、こういうことなんです。
ところが、四十九年の八月ですか、日本政府の見解として、いわゆる北からの脅威、緊張状態が続いているかという質問に対して、それは当事国間の問題だけれども、あるいは韓国の問題ではあるけれども、しかしながら、客観的に見た場合にはその事実はない、緩和状態にあるんだということを当時の木村外相は発言なさっていらっしゃるわけです。
ですから、当然、いま緊張状態が継続をしていないという前の木村外相の日本政府としての見解に立っておるとするならば、それはあなたがおっしゃったように、総合的な力のバランスを見た上で、そして撤退は容認できるという形に、前向きに賛成、基本的には賛成という方向にもとれていくわけですが、しかしながら緊張状態が続いている場合はそういうわけにいかない。
当時、この件について日本の政府はどういう見解をお持ちになっているのかと聞きましたら、木村外相は、そういう事実がはっきりした段階で述べたい、というように答えられているわけですが、この事実がもうすでに明白になって時点で、新しくかわられた宮澤外務大臣にこの見解を一言お聞きしておこうと思います。
ところが、私ども一時非常な期待を持ちましたのは、田中内閣における木村外相の演説であります。木村外相は、御案内のとおり、北の脅威はないということを言い切ったと同時に、韓国の安全はという言葉を、朝鮮半島の平和は日本の安全にとって緊要であるということに言い直しました。韓国の安全と日本の安全を結びつけるのか、朝鮮半島の平和を日本の安全に結びつけるのかということは、重大な変化であります。
昨年十月十四日の衆議院外務委員会、わが党の土井委員の質問に対して、木村外相はこう答弁をされております。御紹介をいたしておきます。「国会で決議されたことは、私は国是であると思います。」「これは一内閣あるいは政府の政策でなしに、」「国是としてこれが実現を見たと、こう考えております。」。まさにそのとおり答弁されておるわけです。これが国会決議の重みでありましょう。
そして、日米安保条約がアメリカ側から廃棄されないようにこいねがったり、これと引きかえに、木村外相時代、一度は死んだ一九六九年佐藤・ニクソン共同声明でうたいました「韓国の安全は日本自身の安全にとって緊要」の文句を生き返らせ、条約論としては、有事の際の核持ち込みにイエスはあり得るなどと強調し、非核三原則の国会決議を無視し、実体的には、朝鮮半島における戦争に三木内閣は片足突っ込んだのではないかと、国民に大
○羽生三七君 新聞報道によると、さきの佐藤総理とニクソン大統領との共同声明の中で、韓国条項に触れた部分について、韓国の記者であったにしても記者会見でこれを改めて再確認されたように報道されておりますが、しかし、さきの木村外相の言われた、朝鮮半島全体の問題が日本の安危に重要なかかわり合いを持っているという発言の方が、私は客観的に見て正当だと思うんです。
確かに木村外交は骨がある、筋が通る、りっぱなものだという、これが国民の気持ちの中に親炙しておりまするから、彼の外務大臣の在職期間は短いけれども、まだ木村外相に対する国民の信頼というものは深く静かに流れておりますよ。今度の三木内閣改造に、だれをやめさしても木村外相だけはひとつ置いてもらいたいというのが、祈るような国民の気持ちだった。これはあなたの最大の人事のミスでしたよ。
そこで、もう時間ありませんから簡単にいたしますが、これも木村外相に申し上げたことがあるんですが、七〇年代の初めごろから、これはアメリカは全世界に広がり過ぎたこの核兵器に対する反省期に入っているように思われます。ラロック証言の舞台となったアメリカの上下両院原子力合同委員会や下院の歳出委員会の動きも私はこれに関連していると思うんです。
しかし、私はこの前にも、木村外相のときにも申し上げたことがありますが、そういう虚構に満ちた言葉のやりとりは国民に対して何らの説得力がないだけではなしに、そういう形はもう限界に来たんではないかと思う。いつまでも真実を包み隠すことは、日米間の真の友好にも私は役立たないと思う。むしろそれを阻害する要因にもなりかねないと思うんです。
当時木村外相は「核兵器の持ち込みは、日米安保上事前協議を要するが、日米間にはその種の協議を行ったことがないから、そのような事実はないものと確信する」と述べ、これに対し米国務省は「核兵器の存否については一切言明しないのが米国の国是だから、ラロック証言についてもコメントはできない」と断言いたしました。
木村外相がすでに何回か発言をしておりますように、とにかく、いまだにフォローアップされていない、解決すべき問題がある、日韓貿易なり日韓経済援助の話をしようというにはそれなりの雰囲気をつくらなければ困るというような木村外相の発言もあった。総理は一体、金大中氏事件は一年ちょっと前に決着をしたというその決着が、ほんとうの意味の決着になっているとお考えですか。現在まだ決着をしていない。
それに対して木村外相も日本の警察当局も、金東雲氏の指紋まで検出をしながら、きわめて不満であるという意向を表明されて今日に至っているのですが、去る十月二十五日には木村外相は、当時の衆議院外務委員会における答弁によりますと、日本の警察当局がつかんだ証拠について詳細説明するように韓国政府に申し入れたと、こういう答弁が出ています。
それから、日ソにつきましては、御指摘のとおりでございますが、たまたま私の前任者木村外相が、ニューヨークでグロムイコ・ソ連外相に対して七四年云々ということもこれあり、場合によって訪ソというようなことを漏らされまして、その後政変があったわけでございます。
そうしない限り、たてまえと事実とを使い分けて、国民をいつまでも欺瞞ということばは、これは語弊があるかもしれませんが、いつまでも国民の目をおおうという、こういうことはもう許されないんではないか、そういうことになると思いまするし、この核抑止理論というものですね、これは私、木村外相が御就任になる前の大平外務大臣にこの問題を私述べたことがある問題でありますけれども、核抑止論というものは私はいまや神話になろうとしているんではないかと
○羽生三七君 外務大臣が、木村外相が国連総会で核軍縮を訴えられたことに対しては私は敬意を表します。しかし、日本がこのアメリカの核に依存しながら核軍縮を訴えても、私はこれは率直に申し上げて迫力もなければ説得力もないと思います。
○河上委員 先ほど木村外相は、必ずしも核の所在について明らかにしないわけではないという言質を、自分はかつて時期は忘れたけれども得たということを言われたのですけれども、たった数分前ですけれども、それは一体どういうことなんですか。
○秦豊君 あなたの言われた点は、たとえば八月二十九日の当院の外務委員会において、たしか公明党議員に対して木村外相の答弁の中にミッドウェー問題があったと思う。つまり非核三原則を厳守していると、おそれはないという趣旨であったと思う。私はここで一つだけ私自身が確かめたデータに基づいて山中長官に伺っておかねばならぬと思う。
木村外相は五日の衆議院外務委員会で答弁して、韓国並びに韓国政府が朝鮮半島における唯一の合法政府であるとの認識に立っていないという立場を明らかにいたしましたが、この外交方針に基づいて折り目正しい外交を展開していくためには、対韓援助は当然再検討されなければならないわけであります。
この事柄について非常に日韓問題について木村外相御苦労なさっておられますし、また、御就任当時から韓国問題について種々、私どもももっともだとえりを正したいような御意見も伺っておるわけでございますが、最後にその御所信を伺いたいと思います。
翌三十一日にも駐日韓国大使が木村外相をたずねて詳細のことを要望し、その中では、新聞の報ずるところによると、韓国の大使が、朴大統領が強く要望している事項は、日本国内の対韓破壊分子、犯罪集団の規制問題等について厳重な取り締まりを要請した、こう書いてあるわけですね。
○戸叶武君 次に、木村外相は、八月一日の当委員会において、韓国には韓国的民主主義というものがございますという形で、韓国の現在の政治体制を説明しております。
木村外相は、現在日本が南北朝鮮の抗争の舞台となっている事実を知っていると思います。今度の事件もその一つでありますが、朝鮮半島全体の平和と安定なしにはわが国の安全はあり得ないという見解を現在堅持しておるのですか、その点をあらためて承りたいと思います。 〔理事木内四郎君退席、理事田英夫君着席〕
木村外相は、清潔なお方で、フリーハンドで、むずかしい日韓関係打開のためにこれから取り組むのですから、その態度は非常に慎重だと思いますが、率直な回答を期待いたします。 私は、質問に入る前に、まず朴大統領狙撃事件の犠牲として陸英修大統領夫人がなくなられたことに対しては、つつしんで哀悼の意を表します。