1973-07-13 第71回国会 参議院 本会議 第29号
したがって、この二つのことを調和させながら施策を進めるについては、たとえば公益機能重点型森林と木材生産重点型の森林とを区分し、公益機能型森林については、その機能の保続培養を積極的に進めることが必要であり、特に、最近における各地での乱開発の現状から見て、国公有化を進めることなくしてその実現は不可能であります。
したがって、この二つのことを調和させながら施策を進めるについては、たとえば公益機能重点型森林と木材生産重点型の森林とを区分し、公益機能型森林については、その機能の保続培養を積極的に進めることが必要であり、特に、最近における各地での乱開発の現状から見て、国公有化を進めることなくしてその実現は不可能であります。
次は、公益的機能重点型森林と木材生産重点型森林を区別をして、前者については、国有または公有化を進めたほうがいいのではないかという御指摘でございますが、森林には、自然環境保全法の原色自然環境保全地域等のように、明らかに経済的機能を期待できないものもありますが、ほとんどの森林は、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保全・形成等の公益的機能と、国民生活に不可欠な木材生産等の経済的機能をあわせて発揮することを