1960-10-15 第35回国会 参議院 文教委員会 閉会後第4号 この高山祭の屋台の創設は、遠く享保年間に始まり、自来日枝神社及び八幡神社の祭礼における「ねりもの」として発展し、いわゆる飛騨匠の卓絶したる木工術による特殊な構築、彫刻、金具類の装飾が、今なおけんらん豪華な文化遺産として伝えられております。その文化的価値は、歴史的にも、また美術的にもきわめて重要なるものがありまするので、本年三月、文化財保護委員会から重要民俗資料として指定せられたのであります。 杉浦武雄