1952-05-30 第13回国会 参議院 外務委員会 第35号
そうするとあの朝鮮戰乱のとつぱなに起つたあの問題は朝鮮内部のことで、民族的統一ということを主にして南鮮と北鮮とが争つたので、一国間内における二つのセクシヨンスがお互いに相争つたということになる。あの定義から言えば侵略ということにならない。
そうするとあの朝鮮戰乱のとつぱなに起つたあの問題は朝鮮内部のことで、民族的統一ということを主にして南鮮と北鮮とが争つたので、一国間内における二つのセクシヨンスがお互いに相争つたということになる。あの定義から言えば侵略ということにならない。
と会談の模様を伝えて、朝鮮戰乱についての問題が討議され、公表されない秘密な重要取極のあることを指摘しているのである。
そうして一般的に言うと、国務省は日本にできる限り広汎な独立を與えようとしておるが、国防省は米軍が占領という権限の下に現在享受しておる多くの軍事利権を放棄することに対してそれほど乗り気ではなく、その理由として、特に日本が朝鮮戰乱遂行上米軍にとつて重要な基地となつておる点、又日米安全保障條約による日本防衛の責任は主として米国に課せられておる点等を指摘しておる。こういうふうに報ぜられております。
一般的にいうと、国務省は日本にできる限り広範な独立を與えようとしているが、国防総省は米軍が占領という権限のもとに現在享受している多くの軍事的利点を放棄することに対してそれほど乘気ではなく、その理由として特に日本が朝鮮戰乱遂行上、米軍にとつて重要な基地となつている点、また日米安全保障條約により日本防衛の責任は主として米国に課せられている点とを指摘している。」こういうふうに報告されている。
御承知のごとく私たちは、朝鮮戰乱以来のあのインフレに対処いたしまして、特に本年当初以来は一万二千円ベースの実施を要望いたしまして、人事院に対しても速かにベース改訂の勧告を促して参つたものであります。
殊に朝鮮戰乱を契機といたしまして、共産主義陣営の侵略的の意図は我が国の周辺に積極化を感ぜしむるような状況に相成つておるのであります。
又現在各地の再調査をなされておるようでございまするが、勿論これは朝鮮戰乱以後の影響を検討せられるためであると私は考えておりまするが、如何なる範囲までこの調査を進められまして、又どの程度にこれが盛り込まれるように計画されておりまするか。これもお伺い申したいと思います。
先ほども御説明がありましたように、英米巨頭の会談も開かれることになりまして、いよいよ非常に重大な平和と戰争の岐路に立つておるということでありますけれども、トルーマン大統領のこの間の声明のうちに、場合によつてはこの朝鮮戰乱に関連して、原子兵器を使用することもあり得るという意味の重大声明がありました。この原爆声明に関連いたしまして、全世界の輿論が沸騰しつつあるのではないかと想像するのであります。
今度の朝鮮戰乱は、この意味とは本質的に全然違うのです。ここに述べてあります意味とは全然違つて、御案内のように国連が安全保障理事会で取上げて進んで参りました今までにおける姿は、途中からごく最近中共軍が入つて参りましたけれどもそれにいたしましても、中ソ友好同盟の條文の上から考えますと、違うと存じております。
○草葉政府委員 今まで使われております朝鮮戰乱における緩衝地帯というのは、御案内のように特に欧州方面から強く希望されておるようでありますし、かつまたさきに私が御報吉申し上げましたように、今回の英米巨頭会議にイギリス首相からの希望のうちにも、実は非武装地帯というのが入つておるようでございます。