1953-02-06 第15回国会 衆議院 予算委員会 第17号
一体わが国が国際連合に協力をするところの具体的の方法、どういう方法で協力をするのか、これをもう少し砕いて申しますれば、さつきから総理が申されますように、米国がわが国に対して、無理に再軍備をせよとか、またわが国の保安隊を朝鮮戦線等に出動せよとかいうことはないとすれば、日本はアメリカや国連によつて独立と定全とを保障してもらうが、日本が積極的に国連に協力する、そのものが現在のところでは見当らない。
一体わが国が国際連合に協力をするところの具体的の方法、どういう方法で協力をするのか、これをもう少し砕いて申しますれば、さつきから総理が申されますように、米国がわが国に対して、無理に再軍備をせよとか、またわが国の保安隊を朝鮮戦線等に出動せよとかいうことはないとすれば、日本はアメリカや国連によつて独立と定全とを保障してもらうが、日本が積極的に国連に協力する、そのものが現在のところでは見当らない。
これを要するに、激動せるアジアの一員としてこの深刻なる国際情勢に処する日本の態度は、あらゆる誘惑も強要も断固としてこれをしりぞけ、国連加入によるその集団安全保障の確保への努力を続けながら、日本人の朝鮮戦線等への提供反対、再軍備反対、平和憲法擁護、太平洋防衛同盟参加反対、この態度を堅持しつつ、国連加入によるその集団安全保障の実現されるまでの経過的なるわが国の安全保障は、日米安全保障条約並びに行政協定の
これをたまたま緊急の必要上朝鮮戦線等において使つたというようなものがあるかとも存じます。これはその後におきましては、直接ドル調達でやつておりますので、ほとんど現在においてはないはずと私は存じておりますが、一部分はそういうものがあつたと思います。なおまた朝鮮事変が起る以前におきまして、遠い地区から持つて来ました自動車の修理等をPDをもつてやつておつた工場等もございます。