1953-02-26 第15回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
ですから、アメリカがかりに昨年一億五千五百万ドルの予算だつたのがことしは二億使うということなら、おそらくこれは朝鮮前線なんかの補給のために使つておるものをひつくるめてそういうようなことを言うのではないかと思うのです。それでありまするから、これはぜひ慎重に検討願いたい。
ですから、アメリカがかりに昨年一億五千五百万ドルの予算だつたのがことしは二億使うということなら、おそらくこれは朝鮮前線なんかの補給のために使つておるものをひつくるめてそういうようなことを言うのではないかと思うのです。それでありまするから、これはぜひ慎重に検討願いたい。
しかもその後米軍の状況覚ますると、どんどん朝鮮前線に引揚げて、これは言つては語弊があるのかもしれませんから申し上げませんが、日本における兵隊は相当兵力が減つているように考えられるのであります。従つて米軍の日本における所要経費は、相当激減しておらなければならぬというふうに思う。もし米軍が日本においてドル資金を流すということがあれば、これはいわゆる特需です。
○岡崎国務大臣 アイゼンハウアー元帥のことは、これはいろいろ機密保持ということもありましようし、ほんとうに朝鮮前線をごく短期間視察したということでありまして、日本に寄る、寄らないということは別問題だと思つております。もつとも寄られればそれは歓迎いたしたでありましようけれども、それは別問題であります。それから、ダレス長官の話は、新聞では見ましたけれども、正式には何ら公報を受けておりません。
国民は朝鮮前線の食糧及び戦争に備えた備蓄がひそかに行われているのではないかと疑つているのであります。この間の事情を小笠原農林大臣は明らかにすべきであります。漁民について見ても、北洋、東支那海等の締め出しによる漁獲高の減少、更に米軍の戦闘訓練による沿岸漁業の破滅は深刻であります。
ただ実際の問題としては、これは私は軍事的の協定等は知りませんけれども、又言うべきものでもないかも知れませんが、恐らく連合軍の内部では、英濠軍なり或いはどこの部隊もそうですが、一定の数の部隊を朝鮮前線に置くということになつておると思います。それも英濠軍についてはかなり大きな数であると考えております。