1970-07-10 第63回国会 衆議院 地方行政委員会 第28号
○富田説明員 ただいまの朝鮮人高等学校の生徒をめぐる問題につきましては、保安部長から、警察のとっております措置並びにその事件を処理する過程において明らかになりました事実というようなことについては、いま御説明をいたしたわけでありますが、ただいま山口先生から御指摘のありましたように、同じ日本の国内にともに生活をいたしているものでありますから、そういう過去の歴史はありましても、そうした差別感というようなものがあってはならない
○富田説明員 ただいまの朝鮮人高等学校の生徒をめぐる問題につきましては、保安部長から、警察のとっております措置並びにその事件を処理する過程において明らかになりました事実というようなことについては、いま御説明をいたしたわけでありますが、ただいま山口先生から御指摘のありましたように、同じ日本の国内にともに生活をいたしているものでありますから、そういう過去の歴史はありましても、そうした差別感というようなものがあってはならない
日本文部省は、朝鮮人高等学校は各種学校であるから、その卒業生に日本の各大学受験資格を与えることはできないと書明しているのであります。また現に日本の各大学に在学している二千余名の学生たちも、その多くが祖国の父兄との連絡もつかず、学資難と生活難のため、多くの学生たちが中途退学か長期欠席の状態に置かれており、日本の奨学機関からは一切締め出されているのであります。
その中でこの文言にもありますが、「在日朝鮮人高等学校卒業生中日本各大学へ進学を希望するもの受験資格を認められること。」こういうことが書いてあるわけです。これによって判断しますと、受験の資格がまいことになっているように判断をいたします。どこかあなたも今ちょっとお聞きのように、朝鮮の人は向うへ帰って向うの大へ入りたいという希望を持っておられる人が非常にたくさんおるわけです。