1977-11-22 第82回国会 衆議院 地方行政委員会 第6号
ただいま先生御指摘になりましたように、最近朝高生と日本人の学生等との間にトラブルが発生しておりまして、いろいろ暴行傷害事件等を起こしていることは承知をいたしているところでありますけれども、この種の事犯に対する処理の基本的な態度といたしましては、私どもは、あくまでも法令に照らしまして適法かつ妥当な処理をしていくという考えであります。
ただいま先生御指摘になりましたように、最近朝高生と日本人の学生等との間にトラブルが発生しておりまして、いろいろ暴行傷害事件等を起こしていることは承知をいたしているところでありますけれども、この種の事犯に対する処理の基本的な態度といたしましては、私どもは、あくまでも法令に照らしまして適法かつ妥当な処理をしていくという考えであります。
そうしたら、警官が待ち受けていて、そして三河島駅で朝高生が日本学生と争ったと口実をつけて、そして登録証を見せろ、おまえたちが殴ったんだろうというような形での尋問を始めているという訴え。で、パトカー三台と警官十二名ほど増強して、そうして強圧的に連行をする、そういうものが起こっていますね。あるいは一九七四年の九月五日、これは東京朝鮮中高級学校の生徒二名が帰るために地下鉄の町屋駅に下車した。
お互い同士の相互暴行という発生件数十件に対しまして、これは全部十件検挙して、五十名の検挙、補導の措置をいたしておるわけでございまして、一方に加担をするようなそういうふうなたてまえでなく、法の厳正な施行と、その少年等の将来を考えて、また朝高生に対するいろんな問題が議論になっております関係で、そういう誤解のないように努力しておるのが実情でございます。
しかし、先ほども申し上げましたとおり、警察が検挙している中には、やはり朝高生からの加害事件あるいは日本学生からの加害事件というようなものがやはりございまして、本当に単純な動機によってだんだんエスカレートし、仕返しをし合うような傾向になっておるわけでございます。
先ほど先生からお話のございました朝高生の方の帽子とかバッジとかがとられる。これはいつもそうだということではございませんで、そういう事例も過去にあったようでございます。もちろんこういうものにつきましては、私どもといたしまして当然その回復には全力をあげて努力をする、こういう方針には間違いございませんので、今後ともそういうことで注意をしてまいりたいと考えております。
帝京高校ですか、あそこもしばしば朝高生と紛争が起きたけれども、その後学校の方針を変えて、いまゲームなどをしばしばやって、そして非常に友好関係ができ上がっているでしょう。なぜそういうふうに指導しないのですか。こんなにばかげた訓話というのはあるのか。これは一九七〇年代ですよ、一九三〇年じゃないよ。文部大臣によく言っておきなさい。もう一ぺん約束しなさい。
私は、ここにいろいろ資料を持っておりますけれども、国士舘大学の朝高生に対する暴行事件は、単なる若い者の行き過ぎとかあるいはけんかではなくて、これは先ほど指摘した関東震災にも見られるような、その後の対朝鮮侵略政策に見られるような大国主義あるいは朝鮮人に対するべっ視、こういったものが根底としてずっといまの社会構造の中に流れている。少なくとも反動勢力の中には流れている。
したがって早期にひとつ取り調べをやってもらいたいということと、もう一つは、時間がないから言わないけれども、たまたま事件が発生したときに新聞が指摘しているように、朝高生の諸君がなぐられている、それを警官が傍観しているんだね。そして国士舘大学の学生が、これはもう新宿の警察とはちゃんと了解済みなんだ、こう言ったら手を引いたというのです。
○政府委員(綾田文義君) まず、六月十一日の新宿駅事件の概要でございますが、これは現在までの捜査で判明したところの概略を申し上げますと、午後四時二十分ごろ、第四ホーム、これは七、八番線でございますが、集団下校中の朝高生約十二名が電車からおり、ちょうど反対の南通路の階段から国士館の約二十名と出会いがしらにそこでなぐり合いになったわけでございます。
○政府委員(綾田文義君) そのとおりでございまして、ただいままでに朝高生と申しますか、朝高生と国士館高生との紛争事件は、本年に入りましてから二十六件でございますが、朝高側から日本の高校生に加害した事案が十六件、日本の高校生から朝高生に加害した事案が七件。総互暴力といいますか、先般の高田馬場、あるいは新宿のような事件が三件というふうな状況になっております。
昨年六月五日、総武線一帯に朝高生の襲撃があるというデマを流して、世論の糾弾を受けたことは周知のとおりと新聞に書いてあるが、それは新聞で知ったという話である。
昨年の六月五日、総武線一帯の高等学校の学校当局に、朝高生が襲撃するというデマを流して世論の糾弾を受けたことは周知のとおりであります。これは初めてで、私どももびっくりしたのでありますが、六月十三日には、これは一部の高校当局にでございますけれども、名前が書いてございますから、必要ならば申し上げますけれども、数校に対して、朝高生が襲撃をするというデマを流した。
○綾田政府委員 お答えを申し上げますが、朝高生と国士舘高生との紛争事件は、昭和四十六年が二十件、四十七年が三十六件、本年が二十七件と、私のほうで認知いたしました事件はそういう内訳でございます。 御参考までに申し上げますが、それ以外に、昭和四十七年百四十二件という件数がございますが、これは国士舘以外の学校の関係でございます。
ところが、これは報道機関にいたしましても、それからまた私が入手いたしました資料等検討いたしましても、たとえば「朝高生なんか自分の国へ帰ればいい。よその国で大きなカオをするな」「オレたちは朝鮮をつぶす組織の一員だ。バッジをつけているのは国士舘の親衛隊の幹部だ」「朝高がいた。オレたちは朝鮮人狩りをやってるんだ」というような言辞を弄している。そういうケースがしばしばあるというのですね。
東洋商業高校生が電車の中で、朝高生が総武線の日本高校生を襲撃するらしいと話しているのを安田学園高校生から聞き、これを安田学園高校の担任の教師に伝え、この教師が本所署へ、本所署から警視庁へ連絡があったと、こう言っている。そうすると、これは警視庁のあなたが知らぬというのはちょっとおかしいですね。
私はなぜこういうことを言うかというと、あなたのほうで一つ大きな問題をやっぱり感ずるのは、六月五日午後二時十五分、朝鮮中高級学校に警視庁少年第二課庶務係萩原という人から電話があって、六月六日に朝高生二百名ほど集まって、総武線の各駅においてけんかをするらしいという通報をした。それには警視庁のもう一人の人がそういう情報をとったというのですがね。