それから朝日興業と住宅公団、実は古い話でございまして、私直接タッチはいたしておりませんので、ここでよくわかりませんが、これは何かだいぶ——昭和二十何年か三十年のことでございますので、ちょっとその辺の事情つまびらかにいたしておりませんので……。
何年前になりますか、朝日興業で住宅公団等々と関連があって、当参議院におきましても、汚職があるのじゃなかろうかというような問題が相当喧伝されました。また調査もいたしたことがございます。そこで千葉が現在行なっておりますところの埋め立ての許可の要項としては、どういう契約を結んでおるか、それをひとつ。ケース・バイ・ケースでいろいろなものがあると思うのです。
しかも、この朝日興業の社長の——前社長です、当時の——丹沢善利、この人は小佐野賢治という方としょっちゅう一緒になって仕事をされ、虎の門公園あと地国有地払い下げ問題、それから先ほど申しました市谷の総理大臣の土地の問題、こういう問題に顔を並べて出ている方であります。そうして、この土地の交換、これ、ちょうど市谷の土地の問題が起こったと全くほとんど同じ時期に起こっている。
○高田委員 ただいまちょっと簡単に申し上げましたように、新星企業が買い受けて持っております土地の約半分、千四百坪ばかりを朝日興業に売り、朝日興業は電電公社に売り、電電公社が大蔵省と交換をした、こういう経路ですね。残りの半分のほうは、さっき言いましたように小佐野さんや何かが登場して処理しておる、こういうわけです。
しかも、朝日興業が自分で千葉県から埋め立て権を無償でもらっているのです。埋め立てて、そして今度は千葉県から自分で埋め立てたところを二十万平米買って、買った価格は一万一千八百五十円、それをその年の八月四日——一月に自分で埋め立てた土地を買っておいて、その年の八月、七カ月しかたってない。一万一千八百五十円で買ったものを、千葉県の開発公社、これは千葉県知事が理事長、ここに二万円で売った。
これは決算委員会においてもたびたび問題になりましたが、この公有水面、これは国有財産ですが、この管理及び埋め立ての処分、取り扱いの問題、これは当然慎重に扱われなければならないと思うのですが、そのことと、また朝日興業土地株式会社、これは本決算委員会においてもまた種々問題をかもした会社ですが、この国有財産である公有水面の取り扱いの問題、もう一つは朝日土地についての状況ですが、その二点についてお話し願いたいと