1965-11-02 第50回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
そこで、できてしまったガン細胞に対する対策としては、これを取ってしまうということ、先ほどから有賀教授も言っておられた早くそれを取ってしまうということ、それが第一でありますけれども、残ったものに対しては、このガン細胞はからだの中を動きますので、どこにいるかわからないものに対しては薬剤の開発が大切だと。
そこで、できてしまったガン細胞に対する対策としては、これを取ってしまうということ、先ほどから有賀教授も言っておられた早くそれを取ってしまうということ、それが第一でありますけれども、残ったものに対しては、このガン細胞はからだの中を動きますので、どこにいるかわからないものに対しては薬剤の開発が大切だと。
先ほど有賀教授もまことに正当に申されましたように、ガンの専門医という言い方は適当でないということであります。すべての医学知識を持った人がガンの診断もできるのでありますから、大学をガンの検診治療の基盤としてひとつ使おうとすれば、まずその大学なり大学付属病院として完全なものに整備しなければならぬ。それには二百五十億かかるわけであります。
それから、現在ある、先ほど有賀教授のお話に四十以上の人口層では、千人に五人の患者がガンを持っている人が実在するのだ、それを拾い出して、それに治療を加えるという方策、基礎研究を一本、一方でそれを現実の問題としてやるという、この二本をお国としてはなさるべきであろう、そういう考え方でございます。