1947-10-22 第1回国会 衆議院 農林委員会 第38号
北方の寒地農業における有畜農業の上においては、これは不可缺な要件であるのでありますから、これに對しては、政府は相当の助成政策をとりまして、寒地農業の經營を合理的に確率するために努力をしていただきたいと考えます。
北方の寒地農業における有畜農業の上においては、これは不可缺な要件であるのでありますから、これに對しては、政府は相当の助成政策をとりまして、寒地農業の經營を合理的に確率するために努力をしていただきたいと考えます。
成るべくやはり有畜農業にせんければ、本当の肥料不足の場合等において、農家は増産ができない。今日農民は大抵土地を自分が持つことになつておりますから、生産意欲が向上しなければならんのですが、あべこべになつておる。土地を一遍に貰つたから、余計取ればむしろ供出を沢山課けられるというので、今年一ぱい樂をして見ようというようなことを、頻々と聞くのでありまして、誠に我々は心外に思つております。
なおこの揚水をいたしますと、非常にあそこは水田増設ができるのみならず、畑地方の灌漑ができまして、非常に作物の収量もよくなりますが、同時に大宮附近までは相當家畜が取入れられておるわけでありまして、從つてもしこの水がはいりますならば、この土地は非常な有畜農業地帯になり得るということは、これは識者のはつきり言う點なのであります。
なおまたこれは單に法律の力をもち、制度の方式をもつては、いかに土地の過小化を防止しようとしても、全體のインフレならインフレ、あるいは財政なら財政というものを建直しませんと、いかにもすることができな得ない現状にありますので、少なくとも農家が自分の立ち行くだけの耕作地を確保して、その上でそれぞれの立地條件に適し得る營農の形態をとつて、たとえていうと、有畜農業が十分盛んになるようなところは、その方向による
多少許可というような字句が使つてありましても、逆の方面から申しますれば、それでは農民はただ自由に團結さえすれば生産力が發展するというものではないのでありまして、先般も申し上げた通り、技術の指導とか、農業の機械化であるとか、肥料の問題であるとか、土地改良であるとか、あるいは有畜農業の家畜の導入であるとかいうような萬般の問題については、政府の施策また協同組合に對して相當大きな影響力をもつのでありますから
併しここに盛つてあるのは協同組合という一つの形、協同組合というものの一つの枠をここに明確にいたしておるのでありまして、政府といたしましてはこの組合と竝立いたしまして、例えば農業に必要なるところの肥料の面であるとか、或いは農機具の面であるとか、或いは農村の電化の面であるとか、種苗の面であるとか、或いは土地改良の面であるとか、或いは有畜農業奬勵に對する計畫の面であるとか、いろいろな面におきましては積極的
また飼料であるところのふすま、あるいは麥ぬか、かようなものは立派な全體的な飼料であるのでありますから、この飼料配給公團の一條に油かす、ふすま、麥ぬか、その他命令で定める飼料の適正な配給に關する何々ということがなければ、本當に日本の現在の畜産の振興のためにも、あるいは有畜農業の發展のためにも、はつきりした飼料のつかみ方がなければ元氣が出ないと私は思う。
それから有畜農業でありますが、放牧地がやはり開拓せられてしまいますれば、これ亦農業經營が非常にむずかしいというような事實があるのであります。こういうことを、開拓をし開墾をする場所を決定するについて、これまでどういう手續を取つて、これならば本當に正しく開墾ができるという自信を持つてお始めになつたかどうか、その手續如何ということを一つはつきりと承つて置きたいのであります。
要はわれわれの考えている點では、家畜、乳牛というよりは、むしろ畜産のもとをなすいわゆる食糧の増産の基本的要素でありまするところの地方の維持、肥培管理というような點を考慮いたしますときに、有畜農業竝びに畜産増産が絶對必要である。
從つて現在農地制度の改革、あるいは開墾豫定地の進行等によりまして、順次日本の農業がかような方向に進んでいくことによつて、初めてこれらの農地制度の改革や、あるいは未開墾地開墾ということが、併せて意義がある、かように考えておる次第でありまして、かたがた御指摘のように、將來農業の恐慌等を招來いたしました場合に、日本農業の健實にして健全であるというためには、どうしても有畜農業、この點にわれわれが基礎をおかなければならぬということは
もちろんほかのところへもやるのでありましようが、そういう公團と見ても差支えないと私は思うのでありまするが、あなたは日本の將來の有畜農業は、こと重大で農林大臣でなければ答辯できないと言われる。いやしくも日本の農林省の畜産局長が、大臣でなければ答辯のできぬような畜産行政をもつていて、よく今まで勤められたと思つておる。私の同僚は今豚に砂をくれる研究をしております。
○平野國務大臣 白米供出を行つて、ぬかを全部農民に還元し、そのぬかによつて有畜農業、及びそのぬかを農民の脂肪給源に、及びその他の方法に利用するという清澤君の御持論、いわゆる農政上の御意見は、殊に新潟縣等の單作地帶において、これが強く主張されておりまするこのことについては、大體私も同感であり、了承しておるのであります。また將來さようにいたしたいと思つております。
これをどう配分するかということはお任せを願いたいのでありますが、私どもとしては、將來日本の農業は有畜農業を主にしてやつていきたいという關係から、家畜の飼料が人間の食糧に食い込むということはなかなかできないのでありますが、でき得る限り家畜の飼料にこれをとつてくることができるように、相當配慮いたしておるのであります。
私どもといたしましては、なお未開墾地百五十万町歩の開墾を断行し、將來におきましては多角経営、有畜農業を実行することによつて、日本の農業を少くともデンマーク農業の水準くらいまでにはもつていきたいという抱負をもつているので、御了承願いたいと存じます。 最後に、三百万トン漁獲方法に関して、時間がないから説明できないと仰せられたのは、残念に思います。
從つて局長が先ほど言われたように、有畜農業というものを主體として考えていくといたしますならば、相當經營面積が廣く豫定されなければ、適正規模を廣めてこなければ、經營が成り立たないわけであります。既墾地においても、北海道の場合は十二町歩經營というものが限度になつており、それだけでは經營が成り立たない。
○野溝委員長 永井委員、畜産局長も食品局長も見えておりますから、もし有畜農業等の關連においてお聽きになりたいことがありましたならば、どうぞ……。
○松澤(一)委員 今畜産局長の、日本の農業經營の將來についての御意見を承つたのでありますが、北海道の問題は別といたしましても、内地の農業經營まで、具體的な農業經營の包容力をもつて酪農を中心として、將來日本の農業經營を有畜農業化したい。こういう御意見でありますが、いささか私は日本の將來の農業經營、いわゆる有畜農業經營という上に異存をもつております。
蛋白資源の開発のためには有畜農業を大いに奨励しなければならんと同時に、水産の問題に極力力を與えなければ相ならんと存じまするが、水産問題に対しては殆ど対策として十分触れておられるところがないようである。この際農林当局の所見を伺つて置きたいと思うのであります。