1952-12-22 第15回国会 参議院 内閣委員会 第5号
○政府委員(宇佐美毅君) いつとう初めに有栖川宮家で買収されましたとき以降におきまして、不要になつた場合の処置につきましては、高松宮家、或いは元の帝室林野局関係その他の書類を調べておりますが、不要なときに返していいという記録は何ら出て参つておりません。
○政府委員(宇佐美毅君) いつとう初めに有栖川宮家で買収されましたとき以降におきまして、不要になつた場合の処置につきましては、高松宮家、或いは元の帝室林野局関係その他の書類を調べておりますが、不要なときに返していいという記録は何ら出て参つておりません。
○鈴木(義)委員 これは高松宮家から福島県に無償で下賜されるということでありまして、それ自身には別に問題はないのでありまするが、ただこの土地が明治四十年に有栖川宮家に買い上げられましたときには、半ば強制的に時価の十分の一くらいの値段で買い上げられておるという事情、及び東北地方は概して農民が自由にできる山林、原野が非常に少い。
○宇佐美政府委員 有栖川宮家でこれを買収せられまして、大正二年に高松宮様に御贈進になることにきまつて、御成年になられますまで当時の帝室林野局がこれを管理をする。大正十四年になりまして、この御料地の整理がございまして、御別邸として必要な土地以外は県に下賜せられた。その下賜せられたものを旧所有者にどういうように処置をするかということは県の裁量に委す。