○岡本委員 まず最初にお聞きしたいことは、先般当委員会から水俣、有明方面にも調査に参りましたが、その中で、まず早急にやらなければならぬことがありましたが、それは被害者の救済であります。有明町におけるところの水俣の疑似患者、この人たちが、特に要望しておりましたことは、私たちがほんとうの水俣病なのか、あるいはまたそうでないのか、何の連絡もない。また、もう一つは、治療法ですね。
一応総括的と申しますか、何か非常に概論的に申し上げますと、西海区水産研究所におきまして調べましたところ、不知火海において主要魚種の回遊状況を調査した結果では、不知火海から有明方面へ回遊するものはあまりないというふうに考えられておる次第でございます。