2006-01-23 第164回国会 衆議院 本会議 第2号
これは、月齢管理、検査体制などが不十分なまま、アメリカ政府からの再三の要望にこたえるという政治的な判断で輸入再開を急いだ結果であり、総理の責任は極めて重大であります。 民主党は、米国での昨年の現地調査とあわせて、かねてより、米国からの輸入牛肉に特定危険部位が混入する危険性を指摘してまいりました。にもかかわらず、政府は日米関係を優先して、最も守るべき国民の生命と健康をないがしろにしたのです。
これは、月齢管理、検査体制などが不十分なまま、アメリカ政府からの再三の要望にこたえるという政治的な判断で輸入再開を急いだ結果であり、総理の責任は極めて重大であります。 民主党は、米国での昨年の現地調査とあわせて、かねてより、米国からの輸入牛肉に特定危険部位が混入する危険性を指摘してまいりました。にもかかわらず、政府は日米関係を優先して、最も守るべき国民の生命と健康をないがしろにしたのです。
農水省にお伺いしますが、今牛肉の輸入再開問題で二十カ月齢以下というのが対象になっていて、ちょっと実情についてお伺いしたいんですが、アメリカとカナダで、どのぐらい月齢管理が行われて、輸入再開といった場合に、どのぐらいの集団はちゃんとした月齢に基づいて判定され、あるいは、月齢がわからないものについてはA40という肉質を月齢判定のかわりに使うということになっているようですが、どのぐらいがその肉質に基づく二十
乳牛は生まれ日も全部わかっているから、そこのところは進んでいるんですが、実は肉牛の生産記録なり月齢管理、個体識別というところは大変おくれていて、恐らく輸入が再開されても、当初は、こういう記録がそろっていないから、ほとんど一〇〇%肉質判定に基づくものしか入ってこない。
カナダについてはお答えがなかったようですが、私の方から言いますと、カナダでは九七・七%の牛の集団が生産記録があって、月齢管理ができています。したがって、カナダはA40という肉質判定は使わない。答弁はいいです。使わないというのがもう明らかになっていますから、それはいいんですが。
それから、三つ目の問題としては、日本がもしある種の月齢を決めて、二十カ月以下はいいですよと言っても、アメリカの牛そのものがそんな精密な月齢管理をしていない。若い牛、大人の牛、年とった牛の三種類ぐらいしかない。
○鮫島委員 アメリカの畜産といいますか、牛の育て方は群れ管理なものですから、一頭一頭の月齢管理が全然できていない。しかも、する気もないというのが、私はこの前調査に行って大変印象的だったんです。 そういう意味ではオーストラリアと非常に正反対で、オーストラリアは来年度中に、これはもう連邦法で義務づけて、牛が生まれた途端に自動的な発信器のついたピアスを全部耳に打つ。