1994-09-16 第130回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
○翫正敏君 カンボジアへ自衛隊が派遣された前例でいきますと、このときには国連のPKO、つまりUNTACの権限というものが非常に明文化されておりまして、そしてカンボジアの最高国民評議会、SNCが唯一の政府であるということをうたって、そして紛争四派の明示をしながら、 すべての警察は、法律及び秩序が効果的かつ公平に維持されること並びに人権及び基本的自由が十分に擁護されることを確保するため、UNTACの
○翫正敏君 カンボジアへ自衛隊が派遣された前例でいきますと、このときには国連のPKO、つまりUNTACの権限というものが非常に明文化されておりまして、そしてカンボジアの最高国民評議会、SNCが唯一の政府であるということをうたって、そして紛争四派の明示をしながら、 すべての警察は、法律及び秩序が効果的かつ公平に維持されること並びに人権及び基本的自由が十分に擁護されることを確保するため、UNTACの
○国務大臣(河野洋平君) 当時、カンボジアの最高国民評議会、すなわちSNCでございますが、このSNCと有馬調査団は十分意見の交換をいたしておるわけでございます。さらに、当時のプノンペン政権の代表はカンボジア全領土の大部分を支配しているという状況でもございます。こうした会談、主としてSNCの代表との会談はカンボジア全体の政治状況を判断するのに有効であるというふうに考えたわけでございます。
二点目は、そのもとでカンボジアの人たちをまとめていこうということでSNC、最高国民評議会が設置をされているわけですが、そのこととのかかわりで、SNC、これに加盟しております四派を初めそういう関係者はどのような状態だったのか、どういう協力体制だったのかということを二点目にひとつお答えをいただきたい。 三点目。このSNCにはオブザーバーで日本も加盟しているわけです。
○柳井政府委員 我が国に対する同意でございますけれども、昨年の七月二十八日でございますが、明石特別代表が国連本部の訓令に基づきまして、カンボジア最高国民評議会、いわゆるSNCの議長であるシアヌーク殿下に、我が国の要員、部隊の派遣につきまして通報をしたわけでございます。これに対しまして、シアヌーク殿下はこれを歓迎するといたしまして、かつ、これはSNCの総意であるということを答えられた。
○串原委員 私は、判断が正しかったかどうかだんだんと歴史的に明らかになってくるであろうということだけきょうは申し上げておくわけでありますが、そこで、その後、一九九〇年九月には、カンボジア最高国民評議会、SNCが設立され、九一年十月にはパリでカンボジア紛争の政治的解決に関する協定が関係当事者間で調印されている。国連主導のカンボジア和平が進められることになりました。
また、UNTACの活動の受け入れ同意につきましては、紛争当事者各派はパリ和平協定に署名し、UNTACの設立に同意をいたしておりまして、またカンボジア最高国民評議会SNCを通じてUNTACの活動を受け入れておるわけでございます。 UNTACの活動の中立性につきましては、UNTACはパリ和平協定に基づいていずれの紛争当事者にも偏ることなく活動を行っているわけでございます。
それから、UNTACの活動が受け入れられておるかということにつきましては、これはカンボジア最高国民評議会、SNCを通じまして受け入れておりますし、ポル・ポト派としても、UNTACの活動そのものを全面的に否定するような行動に出てはいないということ。
私は、カンボジアのPKOから我が国が撤収する場合があるとすれば、ポル・ポト派が停戦協定を公然と破棄すること、武力抵抗がカンボジア全土で組織的かつ継続的に起こること、カンボジア最高国民評議会が機能を全く失うことの三点に着目して決意すべきであると考えますが、これらの点に関して、第六の質問として総理の御見解を伺います。 第七に、国会承認の問題についてであります。
さらにポル・ポト派は、パリ協定を実施するための国内の枠組みであるSNC、つまりカンボジア最高国民評議会の活動にも参加せず、国際的な枠組みであるUNTACに対しても公然とした武力攻撃を行っているのであります。事実は、まさにカンボジア情勢はパリ協定が全面的にじゅうりんされている、そういうことではありませんか。
カンボジアの最高国民評議会、SNCでもこの事実を認めていますから。同時に、国連のガリ事務総長も、カンボジアにおけるUNTACの活動は厳しい、情勢分析、認識、これは甘かったんだという自己評価を下しているんですよ。国連もそういう評価をしている。カンボジアの最高国民評議会、SNCもそういう評価をしている。日本に来るとその危機感がなくなっちゃう。
カンボジア国内のここ数週間の戦闘状況や、ポル・ポト派のSNC、最高国民評議会不参加表明などから見ても、もはやPKO参加五原則の停戦合意が実質的に崩れ去っていることは明らかであります。(拍手) 政府の言う、パリ和平協定の枠組みは守られているとか、全面、全地域の戦闘状態にならなければ停戦合意が崩れたことにならないとする見解は、現地の内戦状況を正確に把握したものとは言えません。
その主な理由としては、ポル・ポト派は一九九一年十月のパリ和平協定の枠組みの中にとどまり、SNC、カンボジア最高国民評議会から脱退していないことや、全面的な軍事行動に発展していないことなどを挙げているのであります。
四月十日、カンボジア最高国民評議会、SNCで明石代表も、ポル・ポト派の選挙非難に対して、パリ協定の最も重要な規定からの逸脱、協定調印によって回復した合法性を失うとまで厳しく批判しています。この事態について総理はどうお考えなのか、まず総理の基本認識をお伺いいたします。
また、来月六日に予定されているSNC、カンボジア最高国民評議会本会合にも、ポル・ポト派のボイコットが濃厚であると伝えられております。 政府は、カンボジアの現状をどう見ているのか、特に自由かつ公正な総選挙は可能なのかどうか、また、ポル・ポト派がSNC本会合及び総選挙に参加する可能性、そして、そのためのUNTACその他の国際社会の取り組みはどうなっているのか、お伺いいたします。
また、カンボジアにおける紛争当事者の各派でございますが、これらの各派は、カンボジア最高国民評議会を通じまして、UNTACの設立及び活動につきましての規定を含むパリ和平協定に署名しておりまして、我が国の活動を含むUNTACの活動を受け入れているわけでございます。
○土井委員 今それでもなおかつ選挙は行われるという、結論からいえばそういう御答弁なのですが、四月四日のカンボジア最高国民評議会、あのSNCの会合で確かにポル・ポト派のキュー・サムファン議長は、総選挙は安全な状態では実施されないだろうということを宣言しております。選挙に対して、私たちは参加しない、意思表示と同時に、安全な状態では実施されないだろうということを言われている。
今日考えてみますと、このカンボジアの最高国民評議会というものは、四派の中でどのような共通認識で一体取り組んでおられるのかということを端的に聞かせてください。プノンペン政府軍と三派とが仲よくカンボジアの和平構築のためにやっているんですというのならそのように言ってほしい、そうではなくて少しずつお別れになっているというのならそのように答えてください。
○政府委員(池田維君) カンボジアの最高国民評議会は、現在のところ、ポル・ポト派はプノンペンの事務所は閉鎖いたしましたけれども、依然としてSNCのメンバーとして残るということは明言いたしております。そういった意味でSNCは依然として非常に重要な役割を持っていると思います。
○会田長栄君 それでは、カンボジアの最高国民評議会というのは本来の機能を果たしていないのでないかという疑問にはどう答えます。
また、カンボジアの紛争当事者各派は、カンボジア最高国民評議会、いわゆるSNCでございますが、を通じましてUNTACの設立及び活動についての規定を含みますパリ和平協定に署名して、UNTACの活動を受け入れているわけでございます。現在、UNTACの活動を全面的に否定するというような行動を各派がとっているというわけではないと考えております。
○萩政府委員 UNTACの明石代表が四日の最高国民評議会の会合の後発表した中立的な政治環境という声明の中で、選挙を崩壊させようとする者はカンボジア国民の敵であるというふうに述べたことについては承知をしております。
○萩政府委員 先生からお話がありましたように、四日の最高国民評議会、SNCにおいてポル・ポト派の代表が、選挙キャンペーン及び制憲議会選挙に参加しないということを初めて明確に表明をしたわけでございます。
二月十日のカンボジア最高国民評議会、SNCでも、これはプノンペン政権党のフン・セン首相でありますが、ポル・ポト派がなお攻撃をやめなければパイリンを攻撃することもできる、こういうふうに言っております。これに対してポル・ポト派が反撃の宣言をいたしました。すなわち戦闘状態の応酬が続いているわけでございます。
カンボジアにおきまして、現在カンボジアの主権を具現しておりますのはSNC、カンボジア最高国民評議会でございます。また、SNCは四派を代表する機能も持っているわけでございます。
昨年の十二月に、カンボジアの最高国民評議会、SNCが日本政府に対して、ODAによる国道整備の要請を行ったという事実が最近報道をされております。そして、これによりまして国際協力事業団が現地調査を行い、大手の建設会社の意欲といいますか、来年の入札に各社が意欲を示しているということが伝えられているわけであります。
去る十一月八日北京で行われた、行き詰まったカンボジア和平の打開策を探るカンボジア最高国民評議会特別会合でも、ポト派代表のキュー・サムファン氏はベトナム兵の残留などを理由に武装・動員解除と総選挙参加を拒む姿勢を変えず、説得は不調に終わりました。政府はこの現況をどう見ておられますか、御回答を願います。