1965-05-18 第48回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第9号
まず、岩手県におきましては本年二月以降の降雪がきわめて多く、特に奥羽山系に属する西和賀地方湯田町、沢内村、和賀町において、大正四年以来最大の積雪深二・八三メートル、降雪量十四五メートルを記録し、加えて、同時期以降の気温は、最低零下八度から四度と継続して低く、融雪もまた著しくおくれ、水稲の播種期に当たる四月二十一日当時、平均積雪量二メートル前後、私どもが視察した五月八日でもなお一メートル以上の積雪政が
まず、岩手県におきましては本年二月以降の降雪がきわめて多く、特に奥羽山系に属する西和賀地方湯田町、沢内村、和賀町において、大正四年以来最大の積雪深二・八三メートル、降雪量十四五メートルを記録し、加えて、同時期以降の気温は、最低零下八度から四度と継続して低く、融雪もまた著しくおくれ、水稲の播種期に当たる四月二十一日当時、平均積雪量二メートル前後、私どもが視察した五月八日でもなお一メートル以上の積雪政が
本県も三日から四日にわたり気温は急激に降下し、県下全般にわたり降霜があり、百葉箱内において最低零下三・八度に下り、地表温度は零下六度にも降下したところもあり、局部的には薄氷が張るほどであり、桑園、果樹、苗しろ、麦類等にまれに見る被害の発生を見たのであり、被害地域は全県にわたっておりますが、伊具郡を中心とした県南の地方が最も激甚であり、次いで県北部に相当の被害が発生したのであります。