2000-05-10 第147回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
ただ、考えなければいけないことは、沖縄の農業の場合農外所得が低いという点が非常に大きな特徴になっておりまして、昭和五十七年度に七八%と非常に所得が上がりましたのは、これは農家所得の全国比が特に大きくなっておりますが、全国が水田利用再編対策によりまして米の生産が非常に減少した、その半面に沖縄ではサトウキビの最低生産価格が高水準にあったということが昭和五十七年の七八%に結びついたんじゃないかと考えております
ただ、考えなければいけないことは、沖縄の農業の場合農外所得が低いという点が非常に大きな特徴になっておりまして、昭和五十七年度に七八%と非常に所得が上がりましたのは、これは農家所得の全国比が特に大きくなっておりますが、全国が水田利用再編対策によりまして米の生産が非常に減少した、その半面に沖縄ではサトウキビの最低生産価格が高水準にあったということが昭和五十七年の七八%に結びついたんじゃないかと考えております
まず甘味資源作物の生産農家に対しましては、糖価安定法に基づきまして、てん菜及びサトウキビにつきまして、農業パリティ価格を基準として定める最低生産価格を保証いたしておりますほかに、四十九年産から奨励金を交付することによりまして農家手取りの確保に努めております。これは国際的な価格の需給の動向と一応切り離した形でそのような措置を講じておるわけでございます。
○喜屋武眞榮君 いろいろ多方面にこの原因究明しなければいかんと思いますが、直接の生産者であるその農民の強い要求の訴えの中にも、国の定めるサトウキビ最低生産価格が低く抑えられておる。こういうことで、再生産さえ確保できない価格であったからにほかならないと、こういうふうにずばり訴えておるわけですが、このことについてはどうお考えですか。
そこで、先ほど申し上げましたように、あの答申の中にもあるように、最低生産価格の大幅な引き上げが何といっても沖繩県のサトウキビ生産の意欲を増す唯一の手段であると私は思うわけです。価格も他産業または米並みに引き上げるべきである、これなくしては今後の沖繩のサトウキビ作は壊滅になっていく、かように私は訴えたいのであります。
そういう立場から第二点として、サトウキビ最低生産価格を一万八千円以上にどうしても上げてもらわなければ立ちいかないという熾烈な願いを持っております。あした一千名の行動団が晴海埠頭から大挙して参ることになっておりますが、このことに対してはどうお考えですか。 第三点、次に北海道のビート、沖繩県としては沖繩県だけ、部分的に奄美大島もある。
二 来る臨時国会に提案予定の甘味資源に関する法律に基づく国内産糖の政府の保護措置等については、迅速適切に行なうとともに、最低生産価格その他生産者の保護にかかわる事項については、自由化の影響が生産農民の甘味資源生産振興の意欲を減退させることのないよう配慮する。 三、沖繩産糖の政府買入制度についても、二に準ずるものとすること。 四、消費者物価対策を考慮し、砂糖消費税引下げを行なう。
しかるに従来の方式は行政措置による集荷販売方式が決定されており、行政的な規制の上に立った話し合いであるため、結果的には政府の告示する最低生産価格がそのまま販売価格とならざるを得なかったものであります。
しかも買い上げるのは企業を保護するということが第一義ではないのであって、ビートをつくる者を保護し、そこで最低生産価格というものをきめることにしておるのであります。こういっておるのでありますから、私はこれによって農家は安心してビートの栽培ができることと思うのであります。ただビートの生産性の向上ということが何としても裏づけであり、これが非常に大切なことであることは言うまでもないことなんです。