1981-03-30 第94回国会 参議院 大蔵委員会 第12号
○政府委員(高橋元君) わが国の所得税の税率構造が、仰せのように最低所得階層の最初の税率というのが比較的低くて、最高説率が主要諸外国に例を見ないほど高くなっておる、これは事実でございますし、私どもそれはかねてから問題点の一つとして考えてまいったわけでございますが、ただいま大臣からもお話がございましたけれども、こういう税率構造そのものが資産または所得の総合の程度ということとの関連でやはり評価されるべきものであろうということを
○政府委員(高橋元君) わが国の所得税の税率構造が、仰せのように最低所得階層の最初の税率というのが比較的低くて、最高説率が主要諸外国に例を見ないほど高くなっておる、これは事実でございますし、私どもそれはかねてから問題点の一つとして考えてまいったわけでございますが、ただいま大臣からもお話がございましたけれども、こういう税率構造そのものが資産または所得の総合の程度ということとの関連でやはり評価されるべきものであろうということを
たとえば、さきの家計調査報告によって算出いたしましても、勤労者世帯の一カ月当たり消費支出に占める穀類の割合は、最低所得階層において二・二%でございますのに、最高所得階層では五・九%にとどまり、電気ガス代は、同じく三・六%と三%の差を生じておるのでございます。
生活保護基準は、消費者物価の値上がりに基づく手直し程度ではなく、月額二万円に引き上げ、失対事業登録労務者の給与を日額七百五十円に引き上げることを軸として、最低所得階層の底辺のささえをすべきであります。さらに、老齢、母子、障害等各種国民福祉年金の増額を中軸に、これらへの福祉対策を拡充し、さらに医療保険の前進をはからなければなりません。
従って、とことんまで貧乏に陥りませんと、百六十万の国民の中における最低所得階層の条件にはまらないだけでなしに、そこに落ち込んだら失対以上に停滞しておると私は思うのです。これはあと時間があったら、いろいろ議論があれば本質的に議論したいと思うのですが、だから救貧政策だと思うのです。