1951-10-25 第12回国会 衆議院 行政監察特別委員会 第4号
私は遅くなりましてあるいは重複し質問になるかも存じませんが、この最上川下流工事に関する金が正当に使われておるかどうか。何かそこにやり方に間違つて支出されておるようなことがあるかないかということの第一次的の監督というか、査察の責任はたれなんですか。
私は遅くなりましてあるいは重複し質問になるかも存じませんが、この最上川下流工事に関する金が正当に使われておるかどうか。何かそこにやり方に間違つて支出されておるようなことがあるかないかということの第一次的の監督というか、査察の責任はたれなんですか。
○加藤(充)委員 先ほど最上川下流工事の事務所長の伊藤美代治さんの証言の中には、三、四回にわたつて、局長の補佐としてやつたのかどうかしりませんが、庶務部長やそれから工務部長のあなたの名前で、半ば公の文書で、八十万円ほどの献金というのですか、金を出せ、納めろという通知を受けて、それに応じてやむなく出したということがあるのですが、これは最上川下流工事事務所だけにそういうことを命じたのですか。
なお本事件につきましては、理事諸君の御了承を得まして、本日は石川県土木部長田中精一君、金沢地方検察庁検事永田敏男君、石川県知事柴野和喜夫君、二十三日に、元佐賀県鳥栖土木出張所長石動丸十郎君、佐賀地方検察庁検事樺島明君、佐賀県副知事舘林三喜男君、二十五日に東北地方建設局最上川下流工事事務所長伊藤美代治君、東北地方建設局最上川上流工事事務所長佐藤清見君、東北地方建設局工務部長深井浩三君、二十六日に、東北地方建設局長伊藤信君
ところがはからずも再びまた最上川下流工事においてさきに十分監督して、再びそういう不祥事のないことを期しておる建設省の下流工事事務所におきまして再び監督上の欠陥あるいは機構上の欠陥からか、こうした不祥事件がまた起きております。
○志田委員 今回起きている最上川下流工事事務所の事犯の内容と、先の委員会で私が質問いたしました最上川上流工事の事犯の内容とは、その内容はまつたく別のもののようにわれわれは聞いているのであります。上流の工事事務所に起きた事犯は、私腹を肥やしたものでないという局長のお話でありますが、これは明らかに私腹を肥やして、あるいは自宅をそれで建築したりなどいたして盛ります。
要旨、最上川は、大石田町より上流は最上川上流工事として、立谷沢川より下流は最上川下流工事として、それぞれ國費を以て工事を施行しているが、その中間本支流は戰時中における山林濫伐と洪水その他の被害に因り荒廃甚しいにも拘わらず放置のままである。殊に小國川、鮭川等の沿岸は水害甚だしく地元農民は戰々兢々としている有様である。
それから下流の方は立谷澤川、東田川郡の清川という村から酒田市の河口に至るまで、最上川下流工事としてやはり國費で直轄工事をやつておられるのであります。その間、すなわち大石田町と立谷澤川との間のいわゆる最上郡内を貫流しておる分だけは直轄工事の方に含まれておりませんが、實はその大石田と立谷澤間のいわゆる中流とでも言いますか、そこは最近においては一番被害が多いのであります。