1949-05-19 第5回国会 参議院 商工委員会 第19号
これと同時にこの販賣原價表というものができておりますが、これを是非とも改正して頂きたいわけでございますが、この販賣原價表というものはなかなか数字を操るのに面倒らしいので、長時間を要するので、この暫定價格を決めようと今されておりまするが、これはどつち道、七月一日から新らしい炭價が決まるまで我々はその炭價の算出を協議しておるわけでございますから、たつた一ケ月や二ケ月半の暫定炭價というものは一応取止めて、
これと同時にこの販賣原價表というものができておりますが、これを是非とも改正して頂きたいわけでございますが、この販賣原價表というものはなかなか数字を操るのに面倒らしいので、長時間を要するので、この暫定價格を決めようと今されておりまするが、これはどつち道、七月一日から新らしい炭價が決まるまで我々はその炭價の算出を協議しておるわけでございますから、たつた一ケ月や二ケ月半の暫定炭價というものは一応取止めて、
メリット制を張行するということで、また暫定炭價で政府はやろうとしたのですが、今これがとまつております。あの炭價のきめ方については、われわれはずいぶん問題にしておつたのでありますが、聞くところによると、あの炭價の通りをやれば、六箇月間に夕張炭鉱は一億六千万円のまるまるもうけが出ることになつて來た。
その反面に、一部の宇部炭であるとか、常磐、九州方面における中小炭鉱の現実は、まこに暫定炭價の成行きいかんによつては、ほとんど崩壞に瀕する。こういうような状態になつておるのでございます。
第二の問題は一昨日の石炭に関する商工委員会は、今暫定炭價がきまるというようなときであるし、また関連産業が非常に未払いで困つておる。その他石炭については、速急にこの委員会としての見解をきめなければならぬということで開くことになつておつたのであつて、適当な機会にこれを開くという問題ではない。
しかも先般の鉱工業小委員会において、委員長席に小金委員が着いて申合せをした結果、石炭に関する暫定炭價の問題で正式な委員会を開こうということであつた。ところが、それを一昨日の委員会において開くべく議事日程に載せたところが、委員長が姿を見せない。遂に流会となつて、石炭に関する炭價の問題はその後一回も開かれないような状態であります。